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「先生辞めたい」と思うのはどんな時?こういう理由で辞めるのもアリなんです

先生辞めたいと思う理由学校・教師・担任

こんにちは。
元美術教師のうさぎ先生です。

わたしが教師になって少し経った時、同僚からも生徒からも頼られる存在である30代の先生が教職から離れていきました。

私学だったので基本的には転勤がありませんでしたし、正規教員で定年まで勤められるのに、その先生は退職してしまったんですよね。

その時以来「先生を辞めたい」と思うのはどんな時なんだろう?となんとなく考えるようになり…自分自身もいろいろあって、8年間勤務した後に退職することを選びました。

この記事ではわたしが出会った先生や友人たちの話をもとに、先生を辞めた理由について書き留めていきます。

  • 「先生辞めたい」と思いつつ働いている先生
  • 先生を辞めたい人の相談に乗ってあげたい
  • 先生の家族など、先生を心配している人

こんな方に読んでいただきたい記事です。

なお、結果的にすべて辞めている人の例ですし、乗り越え方は書いていませんが、そもそも相手(読み手)の状況も分からずに大丈夫ですよ!こうして乗り越えましょう!なんて無責任なことは書いてはならないと考えています。

なによりこの記事に辿り着いた方はきっと、これまでに乗り越えようとご自身で何度も努力なさってきたことでしょう。

それでも自分の力ではどうにもならない状況だから辞めたいし、悩んでいるんですよね。

「こういう理由で辞めるのも一つの選択なんだな」と、どなたかのお悩みに寄り添うことができたら、この記事に意味があると思っています。

なによりも…
心身の健康・命が大事
だと考えています。

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教師の退職理由

夢を追いたい・転職・起業(芸術家・自営業・研究職・大学生になりたい)

ボランティア団体を立ち上げたり、大学を受験し直して学生になったりと、教職とは全く関係ない立場に転職するというパターンですね。

元同僚教師が開業した居酒屋が行きつけのお店なの」という知り合いの先生がいらっしゃいますよ。

わたしは美大出身なので作家・アーティスト関係の友人も多いのですが、「教師として数年働いてみて、やっぱり自分は教えるよりも作りたいって気づいた!」とか「お金が貯まったので、一旦退路を断って芸術家に挑戦します!」なんて人もいました。

何歳になっても夢があるというのは
生徒に対してもよい影響が
あるように思いますね♪

正規教員の教員採用に受かった(有期雇用は嫌だ・公務員になりたい)

あくまでも公立の教員採用試験に合格するためのつなぎとして私学の講師等として勤めて、「公立の教採が受かったので今年度まででこの学校は辞めます」ということです。

教職自体は続けるパターンですね。

時々勘違いしている人もいるのですが私学の先生公務員ではないので、公務員というものを強く目指している方もいらっしゃったりします。

また、講師(有期雇用)は嫌だからという理由だったりして、働きながら公立(または他校私学の正規教員(無期雇用))の採用試験を受けるという話はけっして珍しくはありません。

前向きというか、今の講師経験を
ステップとして羽ばたきたい!って
感じの退職理由ですよね

他校からの引き抜きがあった(優秀な教員が待遇を求めて)

こちらは私学ならではの理由かと思いますが、他の私立学校からの引き抜きというパターンです。

指導力がある先生・同僚からも生徒からも頼られる先生・保護者対応がていねいな先生…そんな優秀な先生も公立だと一定期間で異動してしまうものですが、私立の場合は基本的に異動がないんですよね。

公立と違って採用試験も学校ごとに行われますし、私立校=一企業とも言えます。

だからこそというと語弊があるかもしれませんが…「我が校ならもっといい待遇で雇用しますよ。今の学校を辞めて、来ませんか?」と引き抜きがあるのだとか。待遇が指すものは給与だったり、管理職だったり。

声をかけられたら即転職!というわけではないと思いますが、勤務校に何らかの不満や悩みがある優秀な先生にとっては自分の努力や経験を認めてくれる学校に行けるとすれば、それはやはり魅力的ですよね。

そういう意味では、引き抜きではなくとも自分から他校の採用試験を受ける場合もあります。

優秀な先生=受かる見込み(自信)があるという見方も出来るのです。

私立の管理職は「優秀なこの先生は、定年までうちに勤めてくれるはず!」と思ってあぐらをかいていると、痛い目を見ることがあるかもしれないんですね…

あまり多いケースだとは思いませんが
働きやすいところで過ごしたいのは
先生も同じということです

私学って一般企業と同じ感じですよね♪

結婚・家庭の方針(寿退職?)

「夫(妻)の稼ぎで十分だから辞めます」や「女は家にいるべきという家庭の方針なので辞めます」という家庭の事情パターンです。

家庭の方針で仕方なく…という方のほうがわたしの周りには多かったです。

というのも、仕事として先生を選んでいる人って自分でバリバリ働きたいタイプの女性が多いので、家にいるとうずうずしてしまうみたいで…

教職を辞めた後も完全に仕事をしない状態というよりは、学童保育や学習塾の先生、在宅でできる採点バイトなどなんらかの形で教育に携わり続ける方がほとんどでしたので、世の中の寿退社のイメージとはちょっと違うかなって思います。

先生ってそもそも「養われる自分」を
あまりイメージしていない人が多いかも

家族の体調不良・介護や子育て(働く時間がない)

「親の介護で朝から働くことが難しい」「家族が病気で付き添いが必要」や「残業続きで自分の子どもを放置せざるを得ないことが辛い…」という、家庭と教職のバランスが取れないパターンですね。

正規教員は一旦辞めて非常勤講師として働く先生もいらっしゃいましたが、介護施設の送迎の都合で時間割決定の際に制約が強かったりして、なかなか大変そうでした…

他には、残業時間が長すぎて自分の子どもと全然会えていないと嘆く先生も。

中間反抗期やギャングエイジと呼ばれる小学3年生前後が特にカギとなるようで、お子さんのメンタルケアのためにスパッと辞める決断をした先生もいらっしゃいました。

「他の子の方が大事なの?!」
なんて、自身のお子さんに
思わせたくはないですよね…

周囲の先生との考え方の違い・人間関係が辛い(学校を変わりたい)

私学は教員の入れ替わりもかなり少なく、また学校独自の学校行事や校則・カリキュラムも多いので、周囲の先生や校風との相性が悪いと辛くなるというパターンです。

公立なら、数年経てば自分か相手が異動になるはず…とか、校則が違う学校にいずれ異動するだろう…とか思って多少は我慢や譲歩が出来るかもしれませんが、私立はそうはいかないんですよね。

私学ならではの特徴を書いた記事でもデメリットとして挙げたことなのですが、職場環境がなかなか変わらないので人間関係や学校の方針と合わない場合は物理的に抜け出すしかないという…。

このあたりも、やはり私学は
民間企業と同じだなって感じます。
上司との関係性や会社の方針と
相性合うかどうかって大事…!

生徒や保護者とのトラブルに耐えかねる(エンドレス思春期・反抗期)

学校に勤めている限りはずっと思春期・反抗期の子どもやその保護者と向き合い続けることになるわけですが、それが耐えられないというパターンですね。

受け持つ生徒を成長させて保護者を支えて、やっと反抗期を抜け出したと思ったら、これから反抗期を迎える新入生が入学してきて…の連続なんですよね。

自分の子どもなら年齢は増えていく一方ですが、学校って、エンドレス反抗期なんです。

小・中・高と年齢の違いでも毛色が異なるとは思いますが、中学校だと生徒はある意味ずっと中二病なので、思春期・反抗期と永遠に向き合うのは辛いということで教育現場から離れる先生がいらっしゃいました。

少し違う理由ですが、春には文化祭、秋には運動会…のような季節イベントのルーティンワークな感じが嫌だという先生もいらっしゃったので、そもそも「学校」が好きか(好きだったか)どうかっていうところもあるように思います。

でも「学校が好きじゃなかった」
というタイプの先生だからこそ
悩める生徒に共感できるから
相談相手になれたりもして…難しい…

仕事・残業が多すぎる(給特法で残業代が出ない)

早朝の補習や放課後のクラブ活動、休日や長期休暇の引率行事など、勤務時間外の業務の多さに辛くなるパターンです。

最近ようやくニュースなどでも取り上げられるようになってきましたが、公立の先生はいわゆる「給特法」の影響で、残業をしても教員は月給の4%の調整額以上の残業代はつかないんですよね。

もちろんお金も大事ですが、お金が欲しいから辞めたいというよりは「自分の仕事を認めてもらえていない感じ」に対して嫌悪や虚しさを抱くんですよね。

残業代が払われないことはこれから先生になる層・教職志望者にとっても当然デメリットに映りますし、「定額働かせ放題」「やりがい搾取」だなんて言われる現状を見てしまうと、教職を目指すことをやめる理由にもなり得ると思います。

なお、私学の場合は学校によってさまざまで、わたしの勤務校では働き方改革以降は残業代が支払われるようになりました。

でもどれだけお金がもらえても、仕事が多すぎると頭も首も手も回らなくなってしまうので、業務を属人化せずに均していくことが重要だと言えます。

能力がある人や若い人ほど、
「力を認めてくれる別の仕事」を
目指したくなるのは必然かと…

体調不良(精神的に辛い)

こちらは上記のさまざまな理由が複合的に絡み合って、辛い・しんどいを通り越して病んでしまうというパターンです。

生徒や保護者の前で平常心を保てないほど参ってしまう前に、お休みしてください…

先生って、仕事の相談をする相手が
なかなか見つからないんですよね…
守秘義務もあるし…

体調不良(身体の病気)

教員の体調不良というと精神的なものや鬱をイメージされる方も多いかと思うのですが、がんや脳の病気など身体の病気っていうパターンも当然あるのです。

もうこればっかりは、どうしようもない退職理由なのですが…

忙しくて病院に行く時間がないまま病気が進行してしまうということだけは避けられたら、と願うばかりです。

生徒や卒業生のためにも
元気になってください…!

懲戒免職・解雇

幸いわたしの周りにはいらっしゃらず、そもそもあってはならない退職理由なのですが…一応載せておくことにしました。

わいせつや体罰などで懲戒免職になった教員のニュースが、残念ながら後を絶たないんですよね。

ちなみに戒告→減給→停職→免職の順に処分が重く、公立学校の教員が懲戒免職の処分を受けると教員免許状そのものが失効します。

公立の場合は公務員なので大々的に報道されますが、私学の場合は解雇(公立でいう免職)になったとしても報道されないのかも?なんて思ったりします…

免職の先生が発生すると
それをフォローするために
物理的にも精神的にも
別の先生
(同僚)の仕事が増える…

おわりに・まとめ

今回はわたしが出会った先生や友人たちの話をもとに、先生の退職理由についてご紹介しました。

教員の退職理由
  1. 夢を追いたい・転職・起業
  2. 正規教員の教員採用に受かった
  3. 他校からの引き抜きがあった
  4. 結婚・家庭の方針
  5. 家族の体調不良・介護や子育て
  6. 周囲の先生との考え方の違い・人間関係が辛い
  7. 生徒や保護者とのトラブルに耐えかねる
  8. 仕事・残業が多すぎる
  9. 気持ちの体調不良
  10. 身体の体調不良
  11. (懲戒免職・解雇)

辞めるに至る理由は一つだけというよりは、これらの理由がいくつも複雑に絡み合った結果として「辞めたい」につながるのだと思います。

リストは後半になるほど悲しい・辛い・ネガティブな理由になる順序にしてみましたが、とはいえ教師を辞めることで次のステップに進めるのであれば、ある意味どんな理由であってもそれはポジティブな理由だと言えるとわたしは考えています。

もっともよくないことは、教師を続けることで命の維持が難しくなってしまうことです。

以前Twitterでは「#先生死ぬかも」がトレンド入りしていましたよね…。

なにも教職に限ったことでは
ありませんが…
死ぬ前に辞めるが大原則です!

先生や先生のご家族など、どなたかのお悩みに寄り添うことができたら幸いです。

なおプロフィールにも明記している通り生徒や先生の特定を望むようないわゆる暴露ブログではありませんので、一部情報を置き換えて記載している場合があります。ご理解くださいね。

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