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美術室に置いていて、生徒のために役立った本 〜技法書編 5冊

元美術教師がおすすめする中学校高校美術室の予算で買う本技法書先生の本棚

私立の女子校に8年勤めていた、うさぎ先生。

美術室に置くために、いろいろな本を買いました。

このシリーズでは、授業や部活の際に
「生徒が熱心に見ていた」
「役に立ったと喜んでいた」
「説明するときに教師側の役に立った」
思った本を紹介します。

中身は載せられないのが残念ですが・・・。

美術室に置く本の一例として、
現役の先生や先生を目指す人にとって
役立ててもらえると嬉しいです(*^ワ^*)

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今回は “技法書” にまつわる本

動物編・描き方と同じく、描き方系の本には
色々と思うところがありまして・・・。

どの段階で見せるか

様々な資料を見て、テーマが決まったり、
こういう作品にしたいという
イメージが固まったり・・・。
その後に見るものとして渡していました。

もちろん自ら先に見る生徒もいましたが、
描きたい気持ちがないと
ただテクニックを追うだけになってしまって、
“描き方”系は効果が半減する気がしています。

練習のための模写にはいいと思います。

テクニックは必要?

テクニックを追うだけでは効果が半減する・・・
とは思っていますが、
テクニックがないと、イライラして、
描きたい気持ちが半減していくこともまた事実
だと思っています。

「美術が苦手」だと思っている生徒にとっては
尚更でしょう。

「描きたいけど描けない!
こんなんじゃ水面に見えない!
でもどうやったら水っぽくなるのかわからない!!
もういい!!!」

(ノ`Д´)ノ

ってなるよね・・・。

思考が自由になる

わたしは決して優秀な生徒ではなかったので、
テクニックがない苦しさも美術の先生界の中では
割と味わっている方だと思います。

「このテクニックをあのとき知っていれば・・・!」
と、先生になってから思ったり。

テクニックが必須だとは思いません。

でも、テクニックがあることで思考が自由になる
部分があるのは事実だと思います。

  

カラー&ライト ~リアリズムのための色彩と光の描き方~ /ジェームス・ガーニー /ボーンデジタル

タイトル通り、光と風景との関係性や、
光により変化する色合いについての本です。

ぱぱっと見て実践で描こう!
というタイプの本ではなく、
解説文をよく読んでなるほどなぁとなる
技法とともに知識を得るタイプの本です。

写真みたいな絵が描ける色鉛筆画 /三上詩絵 /日本文芸社

美術に詳しくない人ほど、
「油絵はすごい。色鉛筆はなんだかチープ。」
口にする気がします。保護者も、他教科の先生も。

油絵だからって何でもかんでも
すごいということはないし、
入手が容易だからってイコール色鉛筆が
チープなわけではないといつも思うのですが・・・
なんでそうなっちゃうんだろう(・x・;;)

これは生徒の立場からすると、
「色鉛筆なんかで描いてるの、と親から笑われた
となるわけですよ・・・。

それが悔しいので、多くの人がイメージする
柔らかい表現とはまた違った方向で、
色鉛筆もいろいろできるよ!すごいよ!
言いたくて導入しました。

風景の中の水を描く /ジョー・ダウデン /マール社

水面だけではなく岩や植物の映り込みなど、
とにかく水にこだわって作られている一冊です。

「水を描きたい!」と言う生徒は
デフォルメ的に表現したいというよりは、
リアルさを追求する傾向が強かった気がします。

いちばんていねいな、自然の風景の水彩レッスン /小林啓子 /日本文芸社

木々や岩、川など・・・
幅広く自然の風景が扱われています。

なるべくいろんな選択肢を与えたい
いうところがあるので、上の本に加えて
この本や男鹿さんの本も見せていました。

いちばんていねいな、花々の水彩レッスン /星野木綿 /日本文芸社

上の本と同じシリーズです。

葉と葉の重なり具合花びらの薄さの表現など、
花の写真集と照らし合わせつつ活用していました。

美術の先生としての指導上の留意点

本に載っている写真や絵を“作品”として
そのまま描いてしまわないように・・・という
指導を欠かさないように気をつけていました。

著作権に関する指導も重要なので、
ポーズをそのまま、情景をそのまま描くのではなく
このポーズや情景をヒントに、
“自分の中から主題を生み出すこと”
伝えていました。

「先輩はこの本を参考に、
こんな絵を描いていたよ」と
過去の生徒作品をあわせて説明すると、
“自分の中から主題を生み出すこと”
大変だけど素晴らしいということに
納得してもらいやすかったです。

先輩たちに感謝ですね(*^ワ^*)

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