- 先生や教職志望者をやさしく応援するブログ -
スポンサーリンク

美術室に置く生徒向け資料本・おすすめの「現代作家の作品集」

元美術教師がおすすめする中学校高校美術室の予算で買う本現代作家美術室に置きたい本

こんにちは。
元美術教師のうさぎ先生です。

  • 美術室どんな本を置けばいいか分からない
  • 生徒用資料として役立つ本を知りたい
  • 生徒へ説明する際の教師の補助として役立つ本を知りたい
  • 免許外教科担任・臨時免許で美術を持つことになって困っている

こんな方におすすめの記事です。

著作権の都合上本の中身を載せられないのが残念ですが、授業部活で使える生徒用資料の一例として、これから先生を目指す人や現役の美術の先生、免外や臨免で美術を担当している先生方にも役立ててもらえると嬉しいです。

今回の記事では《現代作家》にまつわる本をご紹介します。

いわゆる巨匠の作品はすでに過去の先生方が購入された全集などが美術室にあったことと、教科書等にもある程度載っていることから、「こんな表現もアリなんだ!?」と生徒の発想を広げていくために現代に生きていらっしゃる作家の本を置くようにしていました。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

ANIMALS+ /三沢厚彦

わたしの勤務校は光村図書の教科書を採択していたので、表紙が三沢さんの作品写真なんですよね。

日常的に目にするので生徒にとって親しみがあるということと、リアルさだけではない独特な造形表現の面白さをもっと見せたいと思って選びました。

中学生ってどうしてもリアルさ・精緻さに目が行くし、求めてしまう年代みたいです。

もちろんそれはそれで魅力的なんですけれど、こっちはこっちで魅力的だよねと選択肢を与えたかった感じです。

Blue /中村佑介

中村さんは大人世代だとアジカンのCDジャケットのイメージが強い作家さんですが、生徒たちの世代だとドラマ化もされた『謎解きはディナーのあとで』のイメージみたいです。

興味を持つ生徒が多く、表紙がびりびりに破れてしまうぐらいよく読まれていました。

線の美しさに魅了されて模写して練習する生徒も多くいましたし、絵の具で平塗りをする練習のための線画として参考にする生徒もいました。

特定の作家さんによる描き方系の本を置くと影響されすぎる子がいるので購入しなかったのですが、『みんなのイラスト教室』も分かりやすくておすすめです。Kindle版もあります。

5 Stitch Stories /清川あさみ

写真にビーズ!?という驚きや、メイクや衣装の独特な組み合わせ方が生徒の興味をひいていました。

「ラメやビーズを使えばとりあえずきれいになるに違いない」と思っている生徒が多くて、ボンドでべたべたになったビーズを前にしてズーン…と絶望する場面を多く見かけるわけですが、この本は道具の使い方・並べ方・色選びも大事なんだなと生徒自身に自分で発見させることができる一冊です。

CIRCUS /ヒグチユウコ

クラスや部活動の中で定期的に誰かにペン画ブームが来るので、導入した一冊です。

ヒグチさんの作品は猫、少女、きのこなど女子中学生のアンテナに引っかかりやすいモチーフがかわいくも少し不気味な世界観で描かれていて、興味を持つ生徒が多かったです。

ペン画は一斉授業では扱いづらいジャンルかもしれませんが、マンガ研究部イラスト部の生徒向けにおすすめの本です。

ILLUSTRATION

一年に一度発売される、さまざまなイラストレーターさんの作品が一冊にまとめられた本です。

当時の勤務校には生徒と一緒に見られるインターネット環境がなかったこともあり、「Pixivの誰それさんみたいな雰囲気で…」「あの絵師さんが…」などの会話がなかなか成立しづらかったので、書籍として導入しました。

150名の作家さんが掲載されており、若い世代の流行を知るきっかけにもなるので、先生向け資料とも言えるかもしれません。

石田徹也 全作品集

実はこの本は、「迷ったけれど買わなかった」本なのです。

わたしは大学生の時に石田さんを知ったのですが、風刺に富んだ作風に強く衝撃を受けました。

孤独や不安を巧みに表現した思春期世代にグッとくる作品なのですが、少し刺激が強すぎるかもしれないので、美術室への導入は控えました。

おわりに・美術の先生としての指導上の留意点

授業中に生徒自身でネット検索ができる環境があったり、生徒自身が自宅でプリントアウトをしたりパンフレットや本などを用意することが容易な環境であれば、今回ご紹介したような資料の選び方とはまた違ってくるかもしれません。

美術の先生の役割として共通していることは、著作権に関する指導です。

本に載っている写真や絵を「自分の作品」としてそのまま描いたり作ったりしてしまわないようにという指導を欠かさないように気をつけていました。

資料はあくまでも表現のヒントであるということ、そして《自分の中から主題を生み出すこと》の大切さと尊さを伝えることが重要なんですよね。

「先輩はこの本を参考に、こんな絵を描いていたよ」と言って過去の生徒作品と書籍を照らし合わせて説明すると、《自分の中から主題を生み出すこと》大変だけど素晴らしいということに納得してもらいやすかったです。先輩たちに感謝ですね。

この記事が生徒用資料書籍の一例として、これから先生を目指す人や現役の美術の先生、免外や臨免で美術を担当している先生方にとって少しでも参考になると嬉しいです。

他にも生徒用資料に関する記事を書いています。
ぜひあわせてご覧くださいね。

コメント

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました