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9月入学説、2021年度も導入断念を正式表明!やっと高校3年生にスポットが!?

コロナ禍COVID-19禍2021年度新型入試に関する教育ニュースまとめ学校・教師・担任

こんにちは。
元美術教師のうさぎ先生です。

9月入学に関して、さまざまな賛成・反対意見が各所で交わされました。
「コロナ禍の2020年春にこんな議論があった」という記録になればと思い、5月頭までの内容と6月頭までの内容に分けて記事にしています。
関連 かつて東大も断念した9月入学。賛成?反対?
関連 1ヶ月経って、9月入学の議論はどうなった?

今回の記事では、「9月入学説の結末」と「新型入試について」を取り上げます。

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6月1日 9月入学は来年度も見送り

安倍晋三首相は1日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う学校休校の長期化を受けて検討していた「9月入学」について、来年度からの導入を事実上断念した。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2020060100547&g=pol

来年度の導入を断念したとの報道がありました。
ただこれは9月入学という選択肢を完全に排除したものではなく、今後の急展開に備えて調査は進められるようです。

「制度として直ちに導入することは想定していない」と導入見送りを正式に表明した。

https://mainichi.jp/articles/20200605/k00/00m/010/124000c

そして6月5日、文科大臣からも表明がありました。

入学時期が決まらないと動けないもの、それは入試です。万が一今年度から導入されていたら、入試はいつになるんだ!?というところでしたからね。

特に大学入試は今年度が新型入試に変更する初年度ですから、受験生もひやひやしていたことでしょう。

先に表明が出たのは高校入試

上の会見と同日に、高校入試について表明がありました。

来年の高校入試について「教育委員会などに出題範囲や内容、方法について工夫を講じてもらうことを依頼しているので、現段階では例年と同様の時期である1月から3月に実施してもらいたい」と述べました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200605/k10012459331000.html

大学入試についてはまだ検討中とのことです。
高校よりも複雑なことは分かりますが、はっきりと1月に実施するとは言えない段階なのですね。

一方、来年1月に予定されている大学入学共通テストの実施時期は、引き続き検討していく考えを示しました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200605/k10012459331000.html

大学入試については検討中

置いてけぼりな高3生

5月にも、いろいろな記事が出ていました。
「9月入学よりも、わたしたちをなんとかして!」という悲痛な声が聞こえてきます。

参考 高3「入試はどうなるの?」高まる不安 新共通テストを控え休校長期化、9月入学案… 「私たちを『お試し』にしないで」 | 子育て世代がつながる | 東京すくすく ― 東京新聞
参考 忘れられている3年生の不安 「9月入学」検討よりも急ぐべき入試対策7つの提言【#コロナとどう暮らす】(末冨芳) – 個人 – Yahoo!ニュース

従来通りのスケジュールであればAO入試が夏休み期間に行われたり、1学期の成績による校内順位が指定校推薦の順位に反映されたりしていました。

AO入試(新しい名前は総合型選抜)は9月、指定校推薦(新しい名前は学校推薦型選抜)は11月と言われていますが、今の状況ではおそらく1学期の成績は生徒が期待する形で出せないですよね。
高2までの成績で算出するのでしょうか?でも途中で転校していたら……?

スポーツの代替大会

甲子園やインターハイの中止が大きく報道されていました。スポーツ推薦については、中高生の全国大会を実施する運びだそうです。
参考 陸上競技 中高生の全国大会を10月に開催へ | NHKニュース

こちらは中高生とのことで、中学生の大会も対象です。甲子園ほど大々的に報道されることはありませんが、中学生の大会も中止になっていますし、高校入試にも大きく影響しますからね。

大学入試は妥協の芸術?

大学入試のあり方に関する検討会議(第7回)配布資料の中に、こんな文言があったのが気になります。

大学入試は「妥協の芸術」であり、一つのロジックで皆が満足する解は得られない。 「上手な妥協」を探っていく必要がある。

https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/103/siryo/1417595_00009.htm

みんなが満足は無理っていうのは分かるのですが、それを芸術と表現されると違和感があります。

そして結局、大学入試については
みんな困惑中・検討中っていう
ことっぽいですね……

教員不足について

入試とは直接関係することではありませんが、興味深いニュースがありました。

去年、富山県教職員組合が行った教員の勤務実態調査では、中学校の教員の1か月の時間外労働の合計の平均は99時間余りに上り、過労死ラインとされる月80時間を大きく上回りました。

速星中学校の古野修康校長は「今後、教員の負担はますます増えていくことが予想されるので、校長として授業の方法や行事など、学校の仕事をもう一度精査し、先生の様子や労働時間をしっかりと注視していきたい」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200605/k10012459621000.html

わたし自身、長時間労働だけが退職の理由ではありませんが、原因の一つではありました。

そのうえで、「例えばOECD諸国の学校では20人学級が平均だが、日本も同様に少人数学級を充実させて、正規雇用の教員を増やす計画に切り替えるなど、教員養成の政策を根本から見直すことが重要ではないか」と指摘しています。

少人数学級の充実や正規雇用の増員。本当に必要だと思います。

おわりに

9月入学案については一旦白紙に戻ったようですが、大学入試については(もちろんある程度はこれまでに議論されているでしょうが)ようやくこれから検討と決定という感じなんですね。

9月入学の話がなければもう少し早く、受験生を不安にさせない形で決定していけたのでは?と思ってしまいました。

追記:この記事から約半年後……実は共通テストの直前、2度目となる緊急事態宣言の検討が表明されることになります。
続きの記事としてぜひご覧ください。
関連 共通テスト来週だけど…え?緊急事態宣言?

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