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「どうして背表紙が青いの?」授業中の雑談で、ちょっとした教科間連携が出来る!生徒の興味や疑問を引き出すヒントに♪

中学校美術の教科間連携導入時の声かけのヒント3分でさくっとニュース

こんにちは。
元美術教師のうさぎせんせいです。

  • 職員朝礼やホームルームで使えるちょっとした話題を探してる
  • 美術の教材作りのきっかけが欲しい
  • 教員採用試験対策でニュースを遡りたい

こんな方におすすめの記事です。

忙しくてニュースを見る時間が取れない人にも読みやすいように3分ぐらいでさくっと読める文章量にしています。ぜひ最後までご覧くださいね。

今回は「ちょっとした教科間連携」に関する話題をさくっと紹介します。

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話題は「ちょっとした教科間連携」

長野県のとある図書館の本が、紫外線で日焼けしてしまったというニュースです。

長野県のJR茅野駅に隣接する茅野市民館図書室が最近、ネットで熱い話題となっている。ずらりと並ぶ本の背表紙が退色してしまい、青っぽくなっているのだ。原因は紫外線とみられ、「本の悲鳴が聞こえる」「意匠重視の設計者の自己満足」などなど、ネット上では厳しい意見があふれるが……。市民館側には公共空間としての狙いと高所にあるがゆえの悩み、ジレンマがあった。

https://www.asahi.com/articles/ASP2C6SYBP2BUOOB003.html

オープン型図書室という新しい考え方でスタートしたこの施設は外に向かって本を見せており、全面ガラス張りの開放的な空間。そうすると大変日当たりが良く、本の退色は加速するということですね。

さらにこの場所は標高が800mほどあるそうで、標高ゼロの平地よりも1割近く紫外線が強いのだとか。豊かな自然の中にあるオープンな空間というコンセプトそのものが、残念ながら図書館機能と相反してしまったのですね。

わたしならこのニュースを色の仕組み色相環といった授業で取り上げて、「昔の赤い文字の看板がさ、黒い文字しか残っていなかったりするよね。あれと同じだね。」と膨らませます。

すると生徒は「そうそう!あれってなんで?」と、自らの記憶の引き出しを開けて疑問を持ちます。

色の仕組みの授業ということは中学1年生が対象になることが多いと思いますが、勘の良い子なら「紫外線が悪いんでしょ」「あれ、赤外線だっけ?どっち?」という用語にまでたどり着くと思います。

「紫外線は光の中でも特に強い力を持っていて、紙とかインクを弱らせてしまうんだって」

「茶髪に染めると、黒髪よりも紫外線をバリアする力が弱くなるから、真夏は髪色が変わりやすいんだって。メラニンとか聞いたことない?」

こんな感じで話題を広げるのです。

理科の専門用語に詳しいわけではないので、「うさぎせんせいは理科に詳しくはないけど」「詳しくは理科の○○先生に聞いてね」なんて言葉を挟みつつ進めます。間違ったことを教えるわけにはいかないですし、理科の先生がやりたい教え方もあるでしょうからね。

色の授業は総じて、他教科とちょっとした話題を共有できることが多いです。

「料理の盛り付けで、赤身のお刺身+大葉とかトマト+バジルとかあるよね。あれも補色の効果でお互いの色を引き立たせているんだよ」(家庭科)

「壁新聞で、白い紙に黄色いペンで書くと見えにくいよね。白も黄色も明度が高いからだね。」(総合的な学習の時間)

数年前に話題になった「青いドレスか白いドレスか」という画像も、色の仕組みの授業でよく取り上げていました。理科で習う、目の桿体細胞と錐体細胞の機能の違いによるものと言われていますね。

ちょっともう、古い話題かなって感じですけどね。
生徒にも分かりやすい例を出すためには、先生自身が日々アンテナを張っておく必要があります。

このようなちょっとした教科間連携になる話題は雑談といえば雑談なのですが、「美術に興味がない子」や「美術が嫌いな子」、「図工に苦手意識を持って過ごしていた子」に自ら興味や疑問を持ってもらうための重要な演出だと考えています。
美術や図工の話だ!と思うだけで、聞く耳を持たなくなっちゃう子もいますからね。

美術は厳かで崇高なだけではなく
身近なところに存在する
自分にも関係しているって
感じてもらいたいと思っています

もちろん「この授業は教科間連携で」と考えて指導案を作る授業もあると思いますが、それとは別に日々このような話を積み重ねていくことで、教科はそれぞれ独立した存在ではなくつながりがあるのだと感じてもらいたいですね。

まとめ

今回は「ちょっとした教科間連携」に関する話題をさくっと紹介しました。まとめるとこんな感じです。

今日のポイント
  • 本や看板の退色、ドレスの色の見え方など、生徒が自らの記憶の引き出しを開けられるような話題を出す
  • 美術に興味がない生徒にも、「美術は自分と関係がある」と感じさせることが出来る
  • 教科は独立したものではなく、「つながりがある」と感じさせることが出来る

美術という情操教育の教科特性なのか、意欲を削がない・興味の芽を摘まないことをかなり重視して授業の構成を考えていたのだなぁと、わたし自身改めて気が付きました。

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