こんにちは。
元美術教師のうさぎ先生です。
ペンタブとCLIP STUDIO PAINT PROの使い方について、初心者が悪戦苦闘する様子をご紹介しているシリーズです。
ペンタブのペン先が短くなってきました。
そろそろ交換しなければと思いつつ、そのまま使い続けていたところ…
あ、ちょっとさすがに
短くなりすぎた…かも…
ペンタブ購入時に付属していたリング状のピンセットのような物を使ってみましたが、ペン先が短すぎて全くつまむことができません。
それどころか、つかもうとすることでさらに芯が削れてしまっているような…?
正攻法では交換できなくなってしまいました;;
調べてみたところ3つの対処法が分かったので、ご紹介していきます。
- ワコムのペンタブレットを使用している
- ペンタブの芯を初めて交換する
- ペン先が抜けなくて困っている
- ペンを分解せずになんとかしたい
こんな方におすすめの記事です。ぜひ最後までご覧くださいね。
わたしのペンタブ使用環境について
わたしが使用しているのは「ワコム ペンタブレット One by Wacom(CTL-672/K0-C)」です。
いわゆる板タブですね。
付属のペンは「Intuos 筆圧ペン(LP-190K)」で、これはIntuos (CTL-490,690)用と同じ物だそうです。
芯は「標準芯(ACK-20001)」で、ポリアセタールという素材です。
ちなみに最終手段はペンの買い替えになりますが、同じペンを購入するとなると約3,000円かかります。
One by Wacomが6,000円ほどと
かなり安いモデルだっただけに、
ペンのみ3,000円っていうのが
すごく高く感じるんです…
ペンタブの芯が抜けない時の対処法その1:ペン先を針で刺す
「ペン先に針を刺して抜く」という方法です。
わたしが使っているOne by Wacom付属のペン先には「標準芯」が入っているのですが、手芸用の精密ハサミで抜く・あるいは斜めに針を刺すといった手段で抜ける場合があるらしいです。
わたしのペン先では、
短すぎて無理でした…
標準芯はかなり硬いので、針を刺そうとして手が滑って手を刺してしまいそうになりました;;
こちらのブログを参考にさせていただきました。ペン先の素材別に詳しく解説されています。
参考ペンタブレットの芯が抜けない!簡単に抜く方法は、針で刺す! | シマテイエン ~野良マンガの日常~
ペンタブの芯が抜けない時の対処法その2:ピンバイスで芯に穴を開ける
「ペン先にピンバイスで穴を開けて、瞬間接着剤を付けた針をその穴に差し込んで、固まったら抜く」という方法です。
ピンバイスは手芸や模型製作などで使われる、こんな感じ↓の1mm前後の小さなドリルですね。
こちらは手持ちになかったので、わざわざ買うのも…と思ってしまって試しませんでした;;
元々持っている人は
ラッキーですね!
こちらのYahoo!知恵袋を参考にさせていただきました。
参考ペンタブのペンの芯が、埋まるほど磨り減って、芯を引き抜くことができません。… – Yahoo!知恵袋
ペンタブの芯が抜けない時の対処法その3:ペン先に爪楊枝を接着して抜く【成功】
実際に成功したやり方が、これです!
「ペン先に接着剤で爪楊枝を付けて乾燥させ、爪楊枝を抜くとペン先がくっついて出てくる」という方法です。
瞬間接着剤(アロンアルファなど)が自宅になかったので、手持ちの「Gクリヤー」で実験です。
「Gクリヤー」は300円ほどと安価でありながら用途が広くて、一本持っておくとなにかと便利な接着剤です。
ただ、速乾タイプですが瞬間接着剤ではありませんので、念の為一晩乾かしました。
垂れてもいいように新聞紙など敷いてくださいね。
翌日、ゆっくり爪楊枝を抜いてみると…
わぁ!ペン先が一緒に
出てきましたよ!!
ペンの中に入っている部分が思ったより長くて、びっくりしました。
新品の替え芯と比較するとこんな感じです。
ペン先として使える部分は、芯の先の本当に一部分だけなんですね…
なんだかもったいない;;
シャーペンの芯みたいな
イメージだったんですが、
ちょっと違っていました。
「見えている部分」だけが
使える部分なんですね…
こちらのYahoo!知恵袋を参考にさせていただきました。
参考ペンタブのペン先が抜けなくなってしまいました。すり減ってきたなと… – Yahoo!知恵袋
ペン先に新しい替え芯を入れる時のコツ
向きを確認して、ペン先に新しい芯を入れます。
芯が止まるまでしっかり差し込んだら、交換完了です。
ただ、最初はうまく挿さっていなかったようで、ペン先がずっとクリックしているような状態になってしまいました。(ペン先を上げても勝手に描き続けてしまう)
何度か抜き差ししたら、これまで通りの線が引けるようになりましたよ。
出ている部分は2mmぐらいですかね。
これが摩耗して1mm程度になると交換の目安らしいのですが、こうして見るとまたすぐ交換することになっちゃうのでは?という感じがします。
ペンタブの替え芯、純正品はコスパが悪い?
Wacom純正品の「標準芯(ACK-20001)」は、Amazonだと5本入りで1000円ほどです。
1本あたり200円ですね。
すごく高いわけではありませんが、消耗品としては地味に効いてくる価格ですよね…
ペンタブヘビーユーザーの方なら
毎月のように交換が必要かも?
コストがかかりますね…
代用品として硬い「ステンレスの芯」や安価な「爪楊枝などで作った自作の芯」を自己責任で使う人がいたり、他社の互換品を使う人がいたりするという話をよく聞くのも、なんだか納得できてしまいます。
わたしが買ったペンタブには3本の標準芯が予備で付属していたので、とりあえずこの替え芯を使い切るまではこのまま純正の標準芯を使い続けますが、その後は要検討って感じです。
ちなみに互換品の中には20本入りで1000円ほどと、純正の4分の1程度の安価なものもありましたよ。
使用感の違いがどれほどなのか、気になりますね。
おわりに
今回は、Wacomペンタブレットのペン先が摩耗しすぎて芯が抜けなくなってしまい、交換に手間取った話をご紹介しました。
わたしの場合はほとんどペン先が出ていませんでしたが、接着剤で爪楊枝とペン先をくっつけて一緒に抜くという方法がうまくいきましたよ。
本来はペン先が1mm以下になった時点で、早めに交換した方がいいようです。
わたしの使用機器の型番を、おさらいしておきますね。
- 使用機器:ワコム ペンタブレット One by Wacom(CTL-672/K0-C)
- 付属ペン:Intuos 筆圧ペン(LP-190K)
- 付属芯:標準芯(ACK-20001)
どうしても芯が出てこない場合はペン自体の買い替えが必要になってきますので、ペン先が1mm以下になる前に交換した方がいいですね><
この記事がペンタブのペン先交換について困っている方にとって、少しでも参考になると嬉しいです。
追記:「Intuos 筆圧ペン(LP-190K)」は品薄のようです。上位機種は「LP1100K」ですが、機種対応表ではOne by Wacomは非対応表示になっていましたのでご注意ください。
ペンを買い替えずに、
無事にペン先交換が
叶いますように…
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