こんにちは。
元美術教師のうさぎ先生です。
- 教員朝礼やホームルームの話題を探してる
- 最近の学校教育にまつわる話を知りたい
- 美術の教材作りのきっかけが欲しい
- 教員採用試験対策でニュースを遡りたい
こんな方におすすめの記事です。
ニュースの内容と独自の考察を、読みやすい長さにまとめています。
ぜひ最後までご覧くださいね。
今回は「学校給食へのアレルギー成分誤混入」に関する話題を2つ紹介します。
話題は「学校給食へのアレルギー成分誤混入」
給食アレルギー成分混入、3人搬送 高山市の小中学校
岐阜県高山市の小中学校の給食に、アレルゲンが混入してしまったという話題です。
食品衛生用語ではこういった混入のことをコンタミネーションと呼ぶそうですが、アレルゲン除去食として提供されたコーンスープの中に、誤って乳成分が混入してしまったそうです。
幸い命に別状はないとのことですが、児童の一人は搬送時意識がもうろうとし、会話が困難な状態だったとのこと。
除去食ということで子どもたちは安心して食べていたことでしょうし、担任としても安心していたでしょうし、恐ろしいニュースです。
のちの報道で、調理を担当した市学校給食センターの職員2人を戒告の懲戒処分としたことが発表されました。
アレルゲン含むハム 給食に誤納入 岡山の業者が真庭、美作に3年間
一方こちらは、岡山県真庭市と美作市の給食用ハムにアレルギー成分が誤混入していたことに3年間気付いていなかったという話題です。
アレルゲンを含まないとされていたハムの中に、乳成分や卵の成分が含まれていたそうです。
こちらは除去食ではありませんが、アレルゲンを含まないとされていたのであれば、上の例と似た状況だと言えますね。
しかも3年も!?と驚きましたが、こちらも幸いなことに大事には至っていないそうです。
アナフィラキシーを持つ
生徒を担当した経験があるので
これらの話題を読んで
ゾッとしてしまいました……。
もちろん給食業者の方も細心の注意を払って調理しているとは思うのですが、こうして混入してしまってから担任教員に出来ることは、残念ながら少ないのです。
他クラスの教員や養護教諭と速やかに連携すること、本人が持つエピペンの場所を常に把握しておくこと、ぐらいでしょうか……。
また、こういった給食の話題に触れると、改めて食事と生活と命の繋がりというものを強く感じます。
児童生徒にとって学校生活は一日の中で多くの時間を占めますし、学校給食は家庭環境によっては唯一のまともな食事ともなり得る可能性があるものです。
給食はさまざまな意味で命に関わる重要なものだということを、業者の方には再認識していただきたいですね。
公式学校給食における食物アレルギー対応について:文部科学省
まとめ
今回は「学校給食へのアレルギー成分誤混入」に関する話題を、さくっと紹介しました。まとめるとこんな感じです。
コロナ禍においては黙食が推奨され、不安な気持ちで給食を迎える児童生徒も少なくありません。
せめて食事の内容は、安心して食べられる状況であってほしいと願います。
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