こんにちは。
元美術教師のうさぎ先生です。
- 教員朝礼やホームルームの話題を探してる
- 最近の学校教育にまつわる話を知りたい
- 美術の教材作りのきっかけが欲しい
- 教員採用試験対策でニュースを遡りたい
こんな方におすすめの記事です。
ニュースの内容と独自の考察を、読みやすい長さにまとめています。
ぜひ最後までご覧くださいね。
今回は「試験問題の漏洩」に関する話題を紹介します。
話題は「試験問題の漏洩」
「いい成績とってほしかった」50点分の問題と解答 中学教諭インスタで伝える 拡散して発覚|神奈川新聞社
英語の筆記試験とリスニング試験に関して、英語教諭が中学3年生の生徒3人に試験問題を事前に漏洩させてしまったというニュースです。
1年生の頃から担当している生徒にいい成績をとってほしかったようですが、中3の秋ですし高校進学に大きく影響が出る時期です。
「あと○点で推薦に通る、評定が上がる、先生お願い!教えて!」と生徒にせがまれたのか、「あと○点で評定が上がるから救ってあげたい!」と先生が自発的に思ったのか…。
学校教育への信頼を失わせてでも成績を上げてやりたいという判断は、非常に浅はかと言えます。
先日も生徒と先生が個人的にLINEで繋がることでわいせつ動画を誤爆するというニュースがありましたが、今回はインスタグラムを通じてのやりとりだったとのこと。
個人的な連絡が取れてしまうことで先生と生徒という秩序が失われてしまい、タガが外れてしまったと捉えることも出来ます。
やはり学校が用意したアカウント以外で繋がるべきではない、と思ってしまいました。
県立御所実業高校の男性教諭 中間テスト問題を「対策プリント」として流出|奈良テレビ放送
一方こちらは同僚が作った試験問題から勝手に引用した内容で試験対策プリントを作り、自分が受け持つクラスにだけ配布したというニュースです。
幸い、作問した先生本人が気付いたことで試験前に差し替えが行われたそうです。
もし差し替えられることなく実施されていたら、問題を見た生徒たちはびっくりしてしまいますよね。
この報道の時点では動機は明らかにされていませんでしたが、「自分の受け持つクラスの平均点を上げたかった」とかそういうことなのでしょうか…?
年齢的にはベテランの先生だったようですが、「受け持ちの生徒の成績が上がらない」「自分の授業では理解させてあげられない」など当該教師なりに悩みがあったのかもしれません。
まとめ
今回は「試験問題の漏洩」に関する話題を、さくっと紹介しました。まとめるとこんな感じです。
いずれのニュースも教員の行為としては有り得ないと思ってしまいますが、何か「普通」ではない考えや状況に追い込まれる事情や悩みがあったのでしょうか。
だからと言って許されることではありませんが、事前に周りの先生に相談出来る環境ではなかったのかな?というところは気になりました。
そういう意味で、先日のコロナ感染を隠して勤務した先生のニュースを思い出してしまいました。
もっと同僚との信頼関係が築けていたり勤務校への帰属意識が高かったりすれば、踏みとどまることができたのかもしれません。
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