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校庭の大イチョウが折れて校長死亡。校庭の大きすぎるシンボルツリーは、安全のために伐採すべき?【鹿児島】

学校のシンボルツリーの安全性校長死亡事故 教育ニュースまとめ
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こんにちは。
元美術教師のうさぎ先生です。

  • 教員朝礼やホームルームの話題を探してる
  • 最近の学校教育にまつわる話を知りたい
  • 美術の教材作りのきっかけが欲しい
  • 教員採用試験対策でニュースを遡りたい

こんな方におすすめの記事です。

ニュースの内容と独自の考察を、読みやすい長さにまとめています。
ぜひ最後までご覧くださいね。

今回は「校長が折れたイチョウの下敷きに」に関する話題を紹介します。

話題は「校長が折れたイチョウの下敷きに」

校庭の大イチョウの枝が折れ直撃、校長死亡 樹齢160年以上の学校のシンボル 校長は草刈り中

記事によると
  • 鹿児島県曽於市の高岡小学校でイチョウの木の枝が折れて、校長が下敷きになり死亡した
  • 枝は直径がおよそ30cm、長さがおよそ8mある大木で、十数メートルの高さから落下した

鹿児島県曽於市の小学校の校庭で大木が何らかの原因で折れて、木の下で草刈り中だった校長に直撃してしまう事故が起きました。

イチョウは朽ちて折れてしまったというよりは、枝にぎっしり実ったギンナンの重みの影響で折れてしまったのだと考えられています。

直径が30cmに長さが8mって、それはもはや枝というよりちょっとした幹なのでは?というぐらいの大きさですよね。それが直撃してしまったんですね…

このイチョウは同校のシンボルツリーとして有名で、地域によく知られた木によって事故が起きてしまったということで、児童たちの心のケアについても懸念されるところです。

再発防止のために、イチョウは伐採される?

8月に起こった事故でしたが、10月には約20本の枝を剪定したことが報道されました。

折れた枝の下敷き、校長が死亡 小学校のイチョウ、再発防止へ剪定 住民、遺族が保存希望 鹿児島・曽於市教委|南日本新聞(※ニュース記事の掲載が終了)

樹木医や地区公民館が管理のあり方について協議したそうですが、学校のシンボルとして残してほしいという意見が多く寄せられたということで、伐採ではなく剪定という手段に決まったんですね。

下敷きになって死亡した当該校長の遺族も、イチョウの保存を希望しているんだそうです。

正直なところ、わたしはてっきり伐採されるんだと思っていたんですよね。

ただ、いまのところ樹木については法的な点検対象にはなっていないということもあり、(この小学校に限ったことではなく)状態の悪い樹木を伐採する際には地域住民から悲しむ声が届くケースも少なくないのだとか…。

ライトアップやコンサートを実施し
住民に親しまれていたようです。
学校というよりは、もはや地域の
シンボルと化していた
んですね…

校庭のシンボルツリー、安全ですか? 折れた枝直撃し校長死亡 事故受けて全国で点検開始、ただし樹木は法の対象外|南日本新聞(※ニュース記事の掲載が終了)

学校教員の立場としては事故が起きることを防ぎたいですし、地域と連携して取り組んでいき安全が最優先と納得してもらうしかありませんが、同じような悩みを抱えている学校は全国的に多くありそうです。

ちなみに今回事故が起きた高岡小学校は、児童減少に伴い2024年4月に廃校になることがすでに決定しています。廃校後の管理はどうなるんでしょうね…。

木のお手入れをする人機会が
減らない仕組みを作らないと、
また同様の事故が起こるかも…

まとめ

今回は「校長が折れたイチョウの下敷きに」に関する話題をご紹介しました。まとめるとこんな感じです。

今日のポイント
  • 樹齢160年の大木が折れて校長に直撃し、死亡事故が起きた
  • 校庭の樹木は法的な点検対象の対象外
  • 地域のシンボルを守りたい住民と安全管理との間で、学校は樹木管理に苦慮している

わたし自身、母校の小学校を思い出すと校門には大きなサクラの木々のアーチがあって、たしかにシンボルツリーと化していました。

もしあれが上から落ちてきたら…と想像すると、ゾッとしてしまいます。

でも同時に、あのサクラで理科の観察したなぁとか、図工でフロッタージュしたなぁとか、学校のカリキュラムに活用されていたことも思い出したんですよね。

きっとみなさんの母校にも、何かしら木が植えられていたのではないでしょうか。

校庭の樹木のシンボル性と安全性のバランスについては、今後の大きなテーマとなっていきそうです。

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