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学校全体で「新型肺炎」と言い換える。「ころなさん」名前への配慮で偏見防ぐ環境づくり【沖縄】

コロナという名前への風評被害を防ぐ学校の対策 教育ニュースまとめ
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こんにちは。
元美術教師のうさぎ先生です。

  • 教員朝礼やホームルームの話題を探してる
  • 最近の学校教育にまつわる話を知りたい
  • 美術の教材作りのきっかけが欲しい
  • 教員採用試験対策でニュースを遡りたい

こんな方におすすめの記事です。

ニュースの内容と独自の考察を、読みやすい長さにまとめています。
ぜひ最後までご覧くださいね。

今回は「新型肺炎の呼び方と名前への配慮」に関する話題を紹介します。

話題は「新型肺炎の呼び方と名前への配慮」

「先生が大好きです」小学校でコロナを「新型肺炎」に言い換えるワケ 校長の提案に感謝

沖縄県の糸満市立喜屋武小学校で、「新型コロナウィルス」を「新型肺炎」と言い換えているという話題です。

記事によると
  • 4年生の平良心音(ころな)さんが、2年間在任した天久三千代校長に感謝の手紙を送った
  • 天久校長は名前への配慮を考えて「新型肺炎」と呼ぶよう職員や児童に呼び掛けた

このブログでも以前取り上げた、コロナ禍における「ころなさん」の存在です。
関連新型コロナウイルスところなちゃん。名前への誹謗中傷ついて考える

コロナ、corona……商品名や企業名にもなっている馴染みがある言葉ですが、この一年ほどで大きく捉えられ方が変わってしまいました。

天久校長は2020年の2月頃、つまり国内で新型コロナウィルス感染が拡大するより前から「新型肺炎」という呼び方をすることを全校朝会で提案し、同校では自然な形で定着したそうです。かなり早期の判断ですね。

保護者の方は本人の心境を案じ、名前を変えるという選択肢があると伝えたこともあったのだとか。
それでも、学校側の配慮もあって安心して過ごすことができ、ころなさんは自身の名前への愛着を持ち続けることが出来たそうです。

わたしはこのニュースを目にして、担任だけではなく校長がすぐに動いた、当該クラスや学年だけではなく全校集会で提案したというところが大変印象的でした。
事前に担任からの相談を受けたのかどうかとか、細かい事情は分からないところではありますが、学校全体でころなさんを守ろうとする姿勢が素晴らしいと思ったのです。

最近ではあだ名の是非に関するニュースもありましたが、誰もが呼ばれたい名前気持ちよく、安心して呼んでもらえる環境を作ることの大切さを強く感じました。
関連あだ名禁止校則はいじめ対策になる?

まとめ

今回は「新型肺炎の呼び方と名前への配慮」に関する話題を、さくっと紹介しました。まとめるとこんな感じです。

今日のポイント
  • 沖縄の小学校で新型コロナウイルスを「新型肺炎」と呼ぶことを校長が提案
  • 全校での配慮の結果、「ころなさん」は安心して過ごすことが出来た
  • 誰もが呼ばれたい名前で安心して呼んでもらえる環境づくりが大切

「ころな」自体は太陽や王冠など、素敵な意味を持つ言葉です。
ころなさんたちが苦しむことなく過ごせる世の中であればと願います。

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