こんにちは。
元美術教師のうさぎ先生です。
- 教員朝礼やホームルームの話題を探してる
- 最近の学校教育にまつわる話を知りたい
- 美術の教材作りのきっかけが欲しい
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こんな方におすすめの記事です。
ニュースの内容と独自の考察を、読みやすい長さにまとめています。
ぜひ最後までご覧くださいね。
今回は「教員免許状の偽造」に関する話題を、さくっと紹介します。
話題は「教員免許状の偽造」
大分県教育委員会は23日、大分市内の県立校の臨時講師の女性(25)が、教員免許を偽造して、約1年8カ月にわたり教壇に立っていたと発表した。18日付で講師の採用を無効とし、10月の教員採用試験の合格を取り消した。
https://mainichi.jp/articles/20201224/k00/00m/040/049000c
この臨時講師の女性は現在講師として教壇に立っていて、且つ次年度の教員採用試験に合格していたんですね。春から、教諭として働くつもりであったということになります。
皮肉にも……と言うとなんですが、教諭として採用試験に合格したことで、文科省のデータベースに名前がないことから発覚してしまったそうです。
これって講師としての採用の時点でも確認されるべきものなのでは?という気がしますが、当時はなぜか見過ごされてしまっていたんですね……。
県教委は2019年4月に、この講師を採用。しかし、講師は大学の教職課程の単位が不足し、教員免許を取得していなかった。パソコンで免許状を偽造し、自分の名前を書き込んで提出していた。
https://mainichi.jp/articles/20201224/k00/00m/040/049000c
卒業時に単位が足りず免許を取得できなかったため、パソコンで免許状を自作したそうです。
これってあってはならないことなのですが、なんていうか身も蓋もない言い方をすると、教員免許状ってただの紙っちゃ紙なんですよね。
発行する自治体により多少異なりますが、運転免許証みたいにしっかりとしたカード!とか顔写真入り!とか透かしが入っていて!っていう感じではなくて厚紙に文字が印刷されて自治体のハンコ!みたいな体裁なので、やろうと思えば作れちゃうんだろうなぁって思ってしまいました……。
このニュース記事には
教科が書いてないけれど、
美術ではないことを祈る……
得意なことは善良なことに
使ってください……
幸い、この講師に教わった生徒の単位は学校長判断で認めるそうです。生徒も保護者もショックは大きいでしょうが、補講としての負担はかからずにすんで良かったですね。
時々耳にするニュースとしては教員免許の期限切れですが、悪意があるというよりはうっかり失効というケース(もちろんダメなことですけど)が多いと思います。
ところが今回のように偽造っていうのは意図的なもので、うっかり生じることではありません。なかなか聞かないケースだなと思ったので、ピックアップしてみました。
教員免許についてさらに詳しく知りたい方には、こちらの記事がおすすめです。
関連 初めての教員免許更新!いつまでに何をすればいいの?
関連 教員免許が失効したら、取り直し?単位はどうなるの?
まとめ
今回は「教員免許状の偽造」に関する話題を、さくっと紹介しました。まとめるとこんな感じです。
教諭に合格するということは、ある程度先生としての力が期待される人だったのだと思われます。
不足していた単位を正しく補っていれば……と悔やんでいることでしょう。
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