こんにちは。
元美術教師のうさぎ先生です。
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こんな方におすすめの記事です。
ニュースの内容と独自の考察を、読みやすい長さにまとめています。
ぜひ最後までご覧くださいね。
今回は「検食で異物発見」に関する話題を紹介します。
話題は「検食で異物発見」
校長が事前の確認で異常感じ提供中止…学校給食から『大腸菌』他校で異常なく何者かが異物混入した可能性も | 東海テレビNEWS
学校給食のおかずから、大腸菌が検出されたそうです。
それにしても見た目にわかるほどの異臭や色の異変があるおかずって、一体どんな状態だったのか気になりますが…児童の口に入ることなく提供が中止されてよかったですね。
給食センターからの配送後に異物が混入された可能性があるということで、もしこれが推理小説なら校長を狙った犯行にも思えてしまいますが…真実はいかに?!
検食のルール(学校給食法)
検食については、学校給食法に定められた学校給食衛生管理基準にて以下のように明記されています。
(6)検食及び保存食等
別紙1 学校給食衛生管理基準(平成21年文部科学省告示第64号)より引用
1検食
一 検食は、学校給食調理場及び共同調理場の受配校において、あらかじめ責任者を定めて児童生徒の摂食開始時間の30分前までに行うこと。また、異常があった場合には、給食を中止するとともに、共同調理場の受配校においては、速やかに共同調理場に連絡すること。
二 検食に当たっては、食品の中に人体に有害と思われる異物の混入がないか、調理過程において加熱及び冷却処理が適切に行われているか、食品の異味、異臭その他の異常がないか、一食分としてそれぞれの食品の量が適当か、味付け、香り、色彩並びに形態等が適切か、及び、児童生徒の嗜好との関連はどのように配慮されているか確認すること。
三 検食を行った時間、検食者の意見等検食の結果を記録すること。
あらかじめ定められた責任者というのが、校長先生なんですね。出張で不在の場合などは教頭が代理をするそうです。
子どもたちからすれば「先に食べられてうらやましい!ずるい!」と思えるかもしれませんが、いわば毒味・毒見とも言えるこの検食制度により、児童や他の教職員の安全が守られているのですね。
異物混入そのものは
あってはならないことだけど、
児童への被害が未然に防げたのは
ファインプレーですね!
追記:あれから8ヶ月…大腸菌混入の続報!排泄物だった!
愛知県岡崎市で大腸菌が混入していた件について、2022年6月15日に新たな事実が明らかになりました。
なんと、自分が勤める学校で給食のおかずに人の排泄物を混入させたとして、女性職員が偽計業務妨害などの疑いで書類送検されたそうです。
大腸菌が混入するだなんて、意図的に何かしない限り起こり得ないであろうものではありますが、学校職員による混入だとは…それも人糞…。
仮に職員用の食缶のみに入れたのだとしたら、個人的な怨恨などが動機なんですかね;;
さらに追記:書類送検から5ヶ月、女性職員が不起訴処分に
上記の大腸菌が混入していた件について、混入させた疑いがあるとして書類送検されていた女性職員が不起訴処分になったと、2022年11月3日に発表されました。
当該職員は当時、警察の調べに対して容疑を否認していたそうですが、不起訴処分の理由については明らかにされていません。
校長の検食により異変に気付けたおかげで給食のおかずを差し替える措置が取れて、幸いなことに教職員や子どもたちに健康被害はありませんでしたが…
不起訴の理由や動機も明らかになっていないとなると、余計に気になってしまいますよね;;
また、当該ニュースに関する記事のURLが10日も経たないうちに各所ですでに削除されていることも、余計な憶測を生んでしまいそうです。
動機や理由がなんであれ、
児童を不安にさせたことには
変わりないですが…もやっとしますね
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