
こんにちは。
元美術教師のうさぎ先生です。
- 教員朝礼やホームルームの話題を探してる
- 最近の学校教育にまつわる話を知りたい
- 美術の教材作りのきっかけが欲しい
- 教員採用試験対策でニュースを遡りたい
こんな方におすすめの記事です。
ニュースの内容と独自の考察を、読みやすい長さにまとめています。
ぜひ最後までご覧くださいね。
今回は「学校貸与タブレットの管理方法」に関する話題を紹介します。
話題は「学校貸与タブレットの管理方法」
タブレット端末 持って帰る?置いていく? GIGAスクールの夏休み 学校の対応割れる
- 夏休みに端末を自宅に持ち帰ることについて、鹿児島県内の小中学校で対応が割れている
- 故障への対応や、各家庭のインターネット環境確保が課題
- 文部科学省は、端末持ち帰りや環境整備を推奨している
一部には、夏休みの宿題をタブレット学習で行う小学校があるそうです。
漢字や計算ドリルのような書き込みタイプの学習のほか、自由研究に関する撮影やネットを使った調べ学習が可能になるとのことで、時代が進んでる感がありますね!
とはいえルールの徹底やルーター貸し出しなどは学校の規模(生徒数)次第なところもあり、すんなり導入出来る学校ばかりではないようです。
また、今のところ故意や重大な過失による破損以外は市の修繕費で対応予定だそうですが、壊れるタイミングによって「宿題が出来なかった」とならないといいですね。

お金の出どころよりも、
修理の依頼方法やタイミングの方が
今後の課題と言えるかもしれませんね
一方で、こんな問題も出ているようです。
電気代、誰が負担? 小中学生へのタブレット貸与 家庭での充電求める同意書 習志野市教委

- 「家庭に充電費用の負担を求めるのはおかしい」などの声が一部保護者から上がっている
- 文部科学省は「学校で使う端末であり、基本的には学校で充電してもらうことになる」と説明
学校としては家庭での長時間使用を考えて、充電器を各家庭に置くことを基本としていたそうです。
しかし一部の家庭から「タブレットは学校のものなんだから、学校で充電すべきだ」という反発の声が上がってしまったんですね。
個人的には《タブレット端末充電のための電気代》は《鉛筆代やノート代》などいわゆる学習必需品を各家庭で負担しているのと同様で、特に差し支えないように思ってしまうのですが……。
タブレットはあくまでも貸与されたものであるという点への認識の相違が、今回のトラブルのもとになってしまっているようです。
もしも今後、長期休みの間にタブレットで宿題をこなしていくことが令和のスタンダードになっていくとすれば、家庭での充電は避けられませんよね。

2つのニュースを見比べると、
デジタルに対する大人側のギャップが
かなり大きいことが分かりますね。
「必須のもの」だと思うかどうか…
貸与ではなく個人持ち端末がスタンダードになる可能性もありますが、それこそ各家庭への経済的な負担を考えるとまだ実現は難しいように思います。
まとめ
今回は「学校貸与タブレットの管理方法」に関する話題を、さくっと紹介しました。まとめるとこんな感じです。
- 使用に際してルールを設け、夏休みの宿題をタブレット学習で行う学校がある
- 文部科学省はGIGAスクール構想の一環で、端末持ち帰りや環境整備を推奨している
- 学校貸与の端末に関する修理代や電気代の取り扱いについては、学校と保護者の意思疎通が必要
GIGAスクール構想の一環であることに加えてコロナ禍も後押ししており、学校から一人一台タブレットやパソコンの貸与が急速に進んでいます。
貸与した「後」の環境整備が今後の課題ですね。
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