
こんにちは。
元美術教師のうさぎ先生です。
マネーフォワードクラウド確定申告は1ヶ月無料トライアルやその後の2ヶ月だけ70%OFFキャンペーンを実施しているのですが、さらにその後のことというか…
2回目以降の確定申告をどうする?というところが気になってきますよね。
マネフォは標準的なパーソナルプランで年額15,360円かかりますので、「来年の2月ぐらいに月額プランで1ヶ月だけ契約してもOKなら、1,680円で済むのにな〜」と考える人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、マネフォは1ヶ月分だけ契約しても確定申告に使えるのか?その際の注意点は?を自分用の備忘録も兼ねて調べてみましたよ。
これからクラウド会計ソフトを使ってみたいと思っている方や月額プランか年額プランか迷っているという方は、ぜひ最後までご覧くださいね。
前提:マネフォは無料トライアルだけだと確定申告まで出来ない
まず大前提として、マネーフォワードの1ヶ月無料トライアルはあくまでもトライアルというか文字通りお試しなので、確定申告書や青色申告決算書は提出できないようになっています。
詳しくはこちらの記事で解説していますが、無料トライアルだけでは確定申告(青色申告)を終わらせることはできないんですよね。

昔は無料版でも出来たらしいです。
改悪…といってはあれだけど…
残念ながら2025年現在は
出来なくなってしまいました
わたしのように、初年度は70%OFFキャンペーンを利用して2ヶ月だけ月額プランを契約したという人もきっと多くいらっしゃるかと思います。
「とりあえず今年の確定申告は終わった。これからどうしよう?」って悩みますよね…!
マネフォは1ヶ月だけで解約OK
結論を先に書いてしまうと、確定申告の時だけ月額払いで1ヶ月分だけ契約することはマネフォの制度上は可能です。
これは確定申告の時期に限ったことではなく、任意の時期に数ヶ月だけ契約することが可能ということです。
ただしこの使い方にはいろいろと注意点を含みますので、詳しく解説していきますね。
マネフォを月額払いで1ヶ月だけ契約する際の5つの注意点
マネフォを月額払いで1ヶ月だけ契約する際の注意点は、大きく分けて次の5つです。
- 自動更新されるので、解約し忘れに注意!
- 無料版(有料プラン未契約)は、トライアルより制限が多い!
- 取引は日々記帳することが原則!
- 「解約」と「事業者情報を削除」は別物!
- 情報の見逃し対策で定期的にログインする!
①解約し忘れに注意!自動更新されます
マネフォを1ヶ月だけ契約したい場合、「1ヶ月だけ申し込む」というよりは「月額払いを1ヶ月目で解約する」という形になるんですよね。
月額払いの契約期間は、有料プランの登録日から翌月同日の前日までになります。
例:4月3日に月額払いを契約したら、5月2日まで1ヶ月分の料金で利用可能
この例で言うと5月3日から自動更新されますので、5月2日までに解約作業が必要であるということです。

「1ヶ月プラン」みたいな
期間を指定したものは
存在しないんですね
2ヶ月目からは自動で更新されるので、忘れずに自分で解約しなければなりません。
ホーム>ご利用プランの管理>解約
解約フォームはアンケート形式といいますか、サービス継続に至らなかった理由や他に利用することにしたサービスを回答する形式になっています。
マネフォの有料プランは解約するとその時点で契約終了となりますので、必要な作業がすべて終了していることをよく確認してから解約してくださいね。
- 契約期間の残日数があっても無効
- 日割計算による返金なし
- 解約操作は取り消せない
有料プランを解約すると「有料プラン未契約」という状態になり、いわゆる無料版に移行します。
登録済みのデータは削除されず、引き続き閲覧することが可能ですので安心ですね。
②無料版(有料プラン未契約)は、トライアルより制限が多い
有料プランを解約すると、ステータスが「有料プラン未契約」という状態になります。
解約したからといって何も出来なくなるわけではないのですが、仕訳登録が1年につき50件までしかおこなえないなどの大幅な制限があります。
公式有料プラン未契約で利用できる機能を教えてください。 | マネーフォワード クラウドの料金・プラン管理サポート

「1ヶ月無料トライアル」よりも
「有料プラン未契約」のほうが
出来ることは少ないです!
以前は、無料版でも割と使えたらしいんですよね。
検索でヒットする記事が古い情報だったということが度々あって、今とはけっこう内容が違うんだなって思うことがあるので…そこも要注意です;;
③取引は日々記帳することが原則
会計帳簿って、日々切れ目なく記帳し続けることが大前提にはなりますよね。
「マネフォを1ヶ月だけ契約」の目的が、もし仮に「1年分の入力を溜めておいて確定申告前の1ヶ月でまとめて一気に仕訳帳を作って申告を済ませる」ということであれば、それは正直グレーかな…と思います。
たとえば一年のうちの限られた数日間の時期にしか取引がないような場合はいいのかもしれませんけれど、それはかなり特殊な状況ですよね。
ある程度の期間分を事務作業の日にまとめて記載するというのは誰にでも起こり得ることですが、「ある程度」を1年分とするのはさすがに…ということです。

ここは各自の判断になるので
なんとも難しいところですが…
もちろん、マネフォ以外(Excelなど)で仕訳を日々進めておいて、「確定申告の作業だけは有料プラン契約時におこなう」なら大丈夫です。
④「事業者情報を削除」は、やっちゃダメ!
「解約」と似た響きですが、「事業者情報を削除」はまったく別物です。
万が一「事業者情報を削除」をしてしまうと登録をすべて消してしまうことになり、データの復活ができません。
「事業者情報を削除」はサポートメールかチャットからしかおこなえないようになっているので、うっかり間違えてしまうことは少ないかなとは思いますが、くれぐれも気をつけたいですね。
逆に言えば「事業者情報を削除」をしない限りは過去のデータは残り続けるということだそうです。

AIチャットボットあかりさんが教えてくれました。
⑤情報の見逃し対策として定期的にログインする!
有料版を使用している期間以外は、どうしてもマネフォや会計業務から気持ちが遠のくと思います。
もしその間にシステム障害や機能変更といった重要なお知らせがあったとしても、必要な情報を取り逃してしまうかもしれません。
見逃し対策として、定期的にログインしてホーム画面を確認するなどの習慣をつけておきたいですね。
「マネフォを1ヶ月だけ契約」以外の4つの選択肢
このように「マネフォを1ヶ月だけ契約」という運用にはいろいろと注意点も多いので、他の選択肢も把握しておきたいですよね。
- 年額払いを契約してマネーフォワードを使い続ける
- 他の会計ソフトに移行する
- 税理士や会計事務所に依頼する
- Excelで自作&e-Taxに移行する
①年額払いを契約してマネーフォワードを使い続ける
まずは、「マネフォで年額一括払いを契約して使い続ける」という選択肢です。
標準的なパーソナルプランだと月額払いが1,680円、そして年額払いが15,360円ですので、もし12ヶ月契約するのであれば年額払いだと4,800円もお得ということになります。
マネーフォワード パーソナルミニ | マネーフォワード パーソナル | マネーフォワード パーソナルプラス |
---|---|---|
月額払い1,280円 (12ヶ月で15,360円) | 月額払い1,680円 (12ヶ月で20,160円) | 年額払いプランのみ |
年額一括払いなら 10,800円 | 年額一括払いなら 15,360円 | 年額一括払いのみ 35,760円 |
20,160円が15,360円になるということは大体25%オフぐらいですし、今後も長期的に事業をおこなっていく考えであれば年額払いがいいですね。

「これからもマネフォで!」
と決まっている場合は、
契約時に年額一括払いにすると
だんぜんお得です!
②やよいやfreeeなどの他の会計ソフトに移行する
次に、「マネフォから他の会計ソフトに移行する」という選択肢です。
「マネフォじゃなくてもいいかも」「他のソフトも試してみたい」という場合もありますよね。
多くの人が検討するであろう著名な3社に絞って、標準的とされている「真ん中のプラン」で比較した税抜年額がこちらです。
マネフォ | freee | やよい |
---|---|---|
パーソナルプラン | スタンダートプラン | ベーシックプラン |
15,360円 | 23,760円 | 17,250円 |
これらは月額払いだとまた違った金額になりますし、各社キャンペーンによってもかかるお金は変わりますが、いずれもけっして安くないお値段ですね><

会計ソフトを乗り換えると、
データの移行も必要になります
③税理士や会計事務所に依頼する
あとは、「税理士さんや会計事務所にすべておまかせ」という選択肢です。
上記のどの方法を選んでもそれなりにお金がかかりますが、これがもちろん一番高価です。

そしてそれが出来る状況の人は…
もう既に税理士さん等に
おまかせしてるかと思います…
④無料!Excelで自作&e-Taxに移行する
最後に「Excelで帳簿を自作&国税庁のe-Taxに移行する」という選択肢です。
Excel以外に、Googleスプレッドシートを利用する方法もありますね。
この方法は時間と手間がかかるけどすべて無料というところが最大のメリットです。
わたしは実は3年目まではExcelで作った仕訳帳をもとにe-Taxで確定申告をおこなっていましたが、すべて手入力なので、確認作業も含めてすごく大変でした…!

Excelやスプレッドシートの
使い方に詳しい人なら、
これも選択肢になりますね
おわりに・まとめ
今回の記事では「マネフォは1ヶ月分だけ契約しても確定申告に使えるのか?」を、自分用の備忘録も兼ねて調べてまとめてみました。

1ヶ月分だけ契約してもOKですが、注意点が5つありましたね。
- 自動更新されるので、解約し忘れに注意!
- 無料版(有料プラン未契約)は、トライアルより制限が多い!
- 取引は日々記帳することが原則!
- 「解約」と「事業者情報を削除」は別物!
- 情報の見逃し対策で定期的にログインする!
「1ヶ月だけ契約」はマネフォのルール上は可能なことが分かりましたが、青色申告の記帳の原則や契約日管理の手間のことを考えると、年額一括払いにするのが最も簡便だなと思いました。
これからマネーフォワード クラウド確定申告
を使ってみたいなと思っている方にとって、わたしの経験が少しでも参考になると嬉しいです。
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