こんにちは。
元美術教師のうさぎ先生です。
前回の記事では、CLIP STUDIO PAINT PRO を使ってLINEスタンプ作成をする際に便利な機能や小ワザをご紹介しました。
今回は描いたイラストをLINEスタンプとして申請する手順についての記事になるはずだったのですが、実はその前のステップが少々ややこしかったんですよね。
と言いますのも…
LINEスタンプの申請方法について検索すると3つのよく似た名前のサービスに関する情報が混在していて、よく分からなかったのです。
- LINEクリエイターズマーケット
- LINEクリエイターズスタジオ
- LINEスタンプメーカー
たしかに、よく似た名前!
これ全部別のサービスなの?
わたし自身古い情報に惑わされそうになったので、どのサービスを利用してスタンプを申請すればいいのかという話に特化した内容を備忘録として書いていきます。
- 自分でLINEスタンプを作ってみたい
- LINEスタンプの申請手順がよく分からない
- LINEスタンプ作成に知っておくと便利な情報を収集したい
- 「LINEクリエイターズマーケット」と「LINEクリエイターズスタジオ」と「LINEスタンプメーカー」の違いを知りたい
こんな人におすすめです。
わたし自身が検索してもよく分からず困ったことや惑わされたこと、詳しく書かれていなかったことも記載していますので、ぜひ最後までご覧くださいね。
なお、この記事は2023年3月現在の
情報をもとに記事を作成しています
基本的には「LINEクリエイターズマーケット」で作る
結論から先に言ってしまうと、わたしのようにCLIP STUDIO PAINT PRO
で描いたイラストをスタンプとして使いたい場合は「LINEクリエイターズマーケット(LINE Creators Market)」に登録してください。
公式LINEクリエイターズマーケット
スマホからでも登録作業やログインは可能ですが、表示が小さくて分かりづらいのでパソコンの方が見やすいかなと思います。
スマホ専用の画面タイプではなく、
PC版と同じ画面表示なんですよね。
3つの似たサービスのうち残りの2つは実はほぼ同じサービスを指していて、片方は古いサービス名称なんです。詳しく見ていきますね。
「LINEクリエイターズマーケット」と「LINEクリエイターズスタジオ」と「LINEスタンプメーカー」の違い
各サービスの特徴
クリスタで描いたスタンプを登録するなら前述の「クリエイターズマーケット」の情報だけを気にしておけばいいと言えばいいのですが、せっかくなので残りの2つとの違いも知っておきたいですよね。
「LINEクリエイターズマーケット」
お絵かきソフト等で描いたイラストを使って、スタンプの作成・申請・販売が可能。アニメーションスタンプやタグ設定、特集への参加など、売れやすくなるために出来る工夫が多いので、こだわり派におすすめ。
「LINEクリエイターズスタジオ」
「LINEスタンプメーカー」のリニューアル前の名称。当時は収益化が出来なかった。
「LINEスタンプメーカー」
スキャナや画像編集ソフトがなくても、スマホだけでスタンプの作成・申請・販売まで可能になるアプリ。参加できる特集やキャンペーンに制限があるので、お手軽派におすすめ。
「LINEクリエイターズスタジオ」は廃止された!
LINEスタンプについて検索すると「LINEクリエイターズスタジオ(LINE Creators Studio)」に関する情報がよく出てくるのですが、実は2021年5月に「LINEスタンプメーカー」というスマホアプリにリニューアルされています。
つまり今はもう、「LINEクリエイターズスタジオ」は存在しないんですね。
昔作成された記事には名残りで情報が残ってしまっているようで、話をややこしくしているという…
「LINEクリエイターズスタジオ」の時代は“わたしたち専用スタンプをつくって盛り上がろう!”をコンセプトしていることもあり収益化できない仕組み(分配金が0)になっていたそうで、「スタジオじゃなくてマーケットに登録しなきゃダメ!」という情報が当時はたくさん発信されていたんですね。
LINEクリエイターズスタジオの情報が
検索するとすごく多くて…
リニューアル前のものだと知るまでは
ちょっと混乱してしまいました;;
「LINEスタンプメーカー」はリニューアルされたアプリ
「LINEクリエイターズスタジオ」から「LINEスタンプメーカー」にリニューアルされてからも収益化できない時期があったようですが、2023年3月現在はアプリの設定で「売上分配額あり」にチェックマークを入れることで、収益化が可能になっています。
「LINEスタンプメーカー」はペットや自分の写真をもとに簡単にスタンプを作成できるほか、かんたんなイラスト機能もついているアプリなので、PCなしでも作成から申請・販売まで完結するんですね。
ただし参加できる特集やキャンペーンに制限があり、たとえば2023年春に実施の「あいさつスタンプ・絵文字特集」ではLINEスタンプメーカーからの参加はできないことが明記されています。
「特集」に参加するとスタンプショップやLINE STOREでのバナー掲載の他、LINEスタンプ公式アカウントからも告知が行われて露出の機会が多くなるので、それだけ売れる可能性が高くなるということですが、「特集」に参加するためにはLINEクリエイターズマーケットへの登録が必須となる場合があるということです。
ある意味ではややこしい機能がないので子どもでも手軽に作れるところが魅力で、実際にわたしの親戚の小学生は「LINEスタンプメーカー」で愛犬の写真を使ったスタンプを作っていました。
収益化が可能とは言え、「LINEスタンプメーカー」は基本的には身内で楽しむために作る感じなんだなと思いました。
公式LINEスタンプメーカー
スタンプが1つ売れると収益はいくら?
スタンプが一つ売れると《スタンプ単価からApple、Google等の手数料30%を除いた金額》×50%が収益になります。
120円(50コイン)のスタンプなら31円ぐらいが収益になるようです。
おわりに
今回は3つのよく似た名前のサービスである「LINEクリエイターズマーケット」と「LINEクリエイターズスタジオ」と「LINEスタンプメーカー」の違いについて解説しました。
CLIP STUDIO PAINT PRO
などのお絵かきソフトで描いたイラストをスタンプとして使いたい場合は、「LINEクリエイターズマーケット(LINE Creators Market)」に登録する!
公式LINEクリエイターズマーケット
検索すると「LINEクリエイターズスタジオ」に関する記事が多く出てくるので、まさか今はもう終了したサービスのことを指しているとは思いませんでした;;
スタンプ界隈はサービスの新陳代謝が激しいみたいなので、この記事を読んでくださった後も、最新情報はご自身でご確認くださいね。
公式LINEクリエイターズマーケット
公式LINEスタンプメーカー
次回の記事では「LINEクリエイターズマーケット」でLINEスタンプを申請する方法について詳しくご紹介していきます。
これからLINEスタンプを作りたいと思っている人にとって、わたしの経験が少しでも参考になると嬉しいです。
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