こんにちは。
元美術教師のうさぎ先生です。
わたしはCLIP STUDIO PAINT PRO をmacOSで使用しているのですが、これは2020年に購入したもので、俗にいう買い切り版(Ver.1.x版)なんです。
2023年3月14日にCLIP STUDIO PAINT Ver2.0がリリースされたことで、サブスク化(年額・月額)したんですよね。
クライアント等とのデータのやりとりが発生する場合には最新版(Ver.2.x版)を使用しておいた方が事故が防げていい…などの状況があるみたいですが、買い切り版のままでも一応使えるので、違いについては正直あまり気にしていなかったんです。
そんな状況だったのですが、先日CLIP STUDIO PAINT(通称クリスタ)を販売している株式会社セルシスの株主優待でクリスタのアクティベーションコード(6ヶ月分)が届いたんですよね。
これって今持っている買い切り版とどう違うんだろう?と疑問に思ったので、クリスタ公式 の情報を確認しながらこの機に整理してみることにしました。
- 現在クリスタの買い切り版を使っている
- クリスタの買い切り版・サブスク版・月額版の違いが知りたい
- クリスタのバージョンアップやグレードアップについて知りたい
- クリスタの株主優待はどれに当てはまるのかが知りたい
こんな疑問を持つ方は、ぜひ最後までご覧くださいね。
「現在すでに買い切り版(Ver.1.x)を
持っている人」を基準にして、
何円で何が使えるようになるのか
といったスタイルで書いていきます!
買い切り版(Ver.1.x)とサブスク版(Ver.2.x)の違い
①買い切り版のまま使う(Ver.1.x〜)
すでに持っている今のソフトのままで使う、追加の費用がかからない方法です。
Ver.2.0以降の新機能は使えないけれどソフトとしては使用し続けられるので、無期限版(Ver.1.x)とも言われていますよ。
ただし当然と言えば当然ですがソフトが古いままになりますので、今後Ver.2.0以降がないと使えない素材などが登場すると、不利になっていくと思われます。
ちなみにわたしが使用しているPROはVer.1.10.10というバージョンで、これがVer.1.0系統の最終形態になるようです。
学校現場などで複数台導入していて、
予算的に全て更新は無理!という場合
ひとまず今のままで使い続けるという
ケースも多くありそうです。
②買い切り版のままバージョンアップ(Ver.1.x→Ver.2.0)
買い切りのままバージョンアップをすることで、Ver.2.0の新機能が使えるようになります。
PROVer.1.x→Ver.2.0 …2,000円
EXVer.1.x→Ver.2.0 …6,000円
ただしあくまでもVer.2.0のみであって、Ver.2.1、Ver.2.2…と更新されていったとしてもそれは反映されないんですよね。
無期限版(Ver.2.0)っていうことになります。
今後Ver.3.0以降がないと使えない素材などが登場すると、不利になっていくと思われます。(その頃にはVer.3.0の買い切りバージョンアップが登場するはず)
安価で済むけど、これだとちょっと
中途半端かな?と思いました
なお、上記の方法だとPROはPROのままになりますが、買い切りのままでバージョンアップと同時により多機能なソフトにグレードアップもするという方法もあります。
PROVer.1.x→EXVer.2.0 …20,000円
DEBUTVer.1.x→PROVer.2.0 …4,500円
そして、すでに買い切り版(Ver.1.x)を持っている人にはあまり必要ないものにはなりますが、これから新しく買い切り版(Ver.2.0)を買うことももちろん可能です。
PROVer.2.0 …5,000円
EXVer.2.0 …23,000円
③買い切り版からサブスク版に年額でアップデート(Ver.1.x→最新版)
年額を払うことで、今後Ver.2.1、Ver.2.2…と更新されていったとしても常に最新版が反映されていきます。
実はわたし、月額1,100円だと勘違いしていたのですが、一年で1,100円なんですよね。
PROVer.1.x→Ver.2.x〜最新 …1,100円/年
EXVer.1.x→Ver.2.x〜最新 …3,100円/年
クリスタ公式 にも“PRO/EX Ver.1(無期限版)をお持ちの方はアップデートプランの契約だけで、将来のバージョンで搭載される機能を先行利用できます”とありますので、PCメインのユーザーであればこのサブスク版が今後のスタンダードになっていくのかな、と思っています。
サブスク化と聞いて不安だったけど
年に1,100円で最新版になるなら
すごく安いと思います!
ここまでの①〜③はすべて、WindowsまたはmacOSつまりPC版の場合に利用できる方法になっています。
iPadなどで使用する場合、買い切り版は存在しないってことですね。
④買い切り版をやめて月額版に(新規で最新版に)
こちらは月額を払うことで、今後Ver.2.1、Ver.2.2…と更新されていったとしても常に最新版が反映されていきます。
ちょっとややこしいんですけど、PCで使う場合であってもApp StoreまたはGoogle Playで申し込む必要があるのだとか。
月額プランってiPhoneなどのモバイル端末だけで使用する印象でしたけど、4台で使えるプレミアムプランなどもあるので、PCで利用している方も多くいらっしゃるみたいです。
1デバイスプラン
PROVer.2.x〜最新 …480円/月 2,800円/年
EXVer.2.x〜最新 …980円/月 7,800円/年
月額版の年額支払いもあります。ややこしい笑
PROならiPhone1台が年額700円!
学生さんにも嬉しい価格設定♪
今回届いたセルシスの株主優待のアクティベーションコードは、この月額版を1デバイス・6ヶ月分もらえることと同等っていう感じなんですね。
わたしの場合は現在持っている買い切り版とは別で新規に申し込むことになりますので、ちょっと損した気分になるような…
例えるならば、本体はもう持っていて
追加パーツだけ買えばいい状況で、
本体ごとプレゼントされちゃった!
という感じなんだと思います…
★追記:株主優待のアクティベーションコードを実際に使ってみました!
こちらの記事↓で過程をご紹介しています。
おわりに
今回は、クリスタの買い切り版とサブスク版と月額版の違いについて整理してみました。
まとめると次の4パターンになるようです。
- 買い切り版のまま使う(Ver.1.x〜)
- 買い切り版のままバージョンアップ(Ver.1.x→Ver.2.0)
- 買い切り版からサブスク版に年額でアップデート(Ver.1.x→最新版)
- 買い切り版をやめて月額版に(新規で最新版に)
簡潔に言えば、最新版を使うためには3.の年額または4.の月額を払う必要があるっていうことになります。
わたしはまだVer.2.0以降を使用していませんが、自動陰影モードやIllustratorでおなじみの整列モードが非常に便利だということで話題になっているようですよ。
買い切りVer.1.xで満足しているという方も、Twitterなどで「クリスタ Ver.2.0」で検索してみると、案外欲しい機能が実装されているかもしれませんね。
初めての方には、まずは
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クリスタの購入を検討している方にとって、この記事が少しでも参考になると嬉しいです。
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