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アイスの自販機の学校設置が進んでいる!おいしくて楽しい以外の意外なメリットとは?

セブンティーンアイス自販機の学校設置メリットデメリット 教育ニュースまとめ
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こんにちは。
元美術教師のうさぎ先生です。

  • 教員朝礼やホームルームの話題を探してる
  • 最近の学校教育にまつわる話を知りたい
  • 美術の教材作りのきっかけが欲しい
  • 教員採用試験対策でニュースを遡りたい

こんな方におすすめの記事です。

ニュースの内容と独自の考察を、読みやすい長さにまとめています。
ぜひ最後までご覧くださいね。

今回は「アイスの自販機の学校設置」に関する話題を紹介します。

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話題は「アイスの自販機の学校設置」

「生徒が授業中に食べたら困る」…2年連続で最高売り上げ『セブンティーンアイス』。躍進のきっかけとなった【学校設置】の高すぎたハードル|現代ビジネス

記事によると
  • 今年で40周年になるグリコのアイス自販機「セブンティーンアイス」が、2年連続で過去最高売り上げを更新している
  • 商業施設などの非日常なシーンではなく、日常生活でもアイスを楽しめるようにとアプローチを続け、学校設置が進んでいる
  • 2025年現在、学校への設置台数は2018年と比較して2倍にもなっている

セブンティーンアイスといえばボウリング場やゲームセンター、水族館など、非日常の空間に設置してある印象がありますよね。全国に約2万台が設置されているそうです。

そんなセブンティーンアイスが、ここ数年は学校内に数多く設置されるようになってきたというのです。

と言っても、当初はこのような声が相次ぎ…

  • アイスは教育に必要ない
  • マナー面で懸念がある
  • 生徒が授業中に食べたら困る
  • アレルギーで食べられない子がいる

門前払いの毎日だったそうです。

熱中症対策にもなる飲料と違って、
アイスはぜいたく」という声が
多いというのは、頷けます…
わたしの勤務校にもありませんでした

それでもグリコの担当者は懸命に学校設置活動を続け、ビジネス教育SDGs学習にも発展できることからやがていくつかの学校で設置が決まります。

前例がある」とう強みを得てからは他の学校の対応も柔軟なものになっていき、2025年現在、学校への設置台数は2018年と比較してなんと2倍になっています。

アイス自販機の学校設置は、学校広報にもメリットが!?

アイスの自販機を設置するメリットを想像するとまずは生徒の満足度向上が浮かびますが、他にもさまざまなメリットがあるようです。

こちらは2018年度より設置を開始した、品川女子学院中等部・高等部とのコラボ記事です。

品川女子学院は元々企業とのコラボ授業の経験が多い学校だったそうですが、生徒側が自分たちで自販機のデザインコンセプトやキャッチコピー、ゴミ箱のルールまで考案し、学校側を説得したことで、晴れて自販機設置に至ったのだとか。

先生方のインタビューを読むと、アイスの自販機を設置したことが生徒たちの「楽しい会話」につながるのはもちろんのこと、「自律できる生徒が多い学校」というポジティブな学校広報につながっているというように捉えられました。

たしかに、アイスを販売するとなると汚れやすくなるし、ゴミや虫も増えます。トラブルにより自販機撤去に至る学校だってあるかもしれません。

だからこそ「校内のアイスの自販機設置場所がキレイ」だと、オープンキャンパスや学校行事で訪れた人にとっては生徒同士でルールを守りあうことができるんだなという好印象になりますし、生徒と教師の信頼関係も感じられますよね。

これは学校広報として大きなメリットです!

そんなメリットがあったとは!
これは生徒も先生も嬉しい、

理想的な展開ですね!

同時に、これは裏を返せば「アイスの自販機設置により校内が汚くなった」場合には自律の心が育まれていないのではないかという悪印象につながるということですので…単にアイスの自販機を設置すれば印象が上がるということではないのは言うまでもないことです。

ちなみに、アイスには贅沢品・嗜好品というイメージも強いですしなんとなく私立ばかりなのかな?と思いましたが、公立高校の設置例もありましたよ。
関連 17アイスを設置しました – 三重県立神戸高等学校
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飲み物もアイスも、「ルールメイキング」が自販機設置のカギ!

アイスの自販機の話を聞くと、飲み物の自販機の学校設置についても気になりますよね。

実は以前、飲み物の自動販売機設置に関する話題を取り上げたことがあるんです。3年前の2022年です。

学校への飲み物の自販機設置については熱中症対策災害時対策という点では好意的に受け止められるものの、金銭トラブルを危惧する声もあり、特に公立の中学校ではなかなか設置が進んでいないという話でした。

それでも最近は、ルールメイキングも教育活動の一環だという考え方が広がってきています。

ブラック校則なんていう話題もありますが…
自販機設置のデメリットも含めて生徒側が主体的に調べて一丸となってルールメイキングをできた場合には、学校側も真剣に取り合ってくれるといいなと感じます。

この手の自販機設置問題は、
生徒主体でルールを考えるために
ちょうどいい教材だなと思います

まとめ

今回は「学校にアイスの自販機」に関する話題を紹介しました。まとめるとこんな感じです。

今日のポイント
  • アイスの自販機「セブンティーンアイス」の学校設置が進んでいる
  • アイス自販機の学校設置は、生徒の自律心向上学校広報にもつながる
  • 一方で、飲料の自販機設置にも至っていない学校もある

アイスの自販機導入に対して生徒が取り組みを進めることはビジネス教育の一環になること、何よりも生徒自身の自律の心を育むことがわかりました。これからも大きな広がりを見せていく可能性を感じます。

ただ、元教師の立場からすると、先生たちの余力がなければこういった新しい取り組みを支援することも難しい…とも思ってしまいました。

そういう意味では教員不足の解消がアイスの自販機設置につながるかも!?と言えますね。

設置が進んでいない学校にも、
「本当は応援してあげたい…」
という先生がきっといるはず!

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