こんにちは。
元美術教師のうさぎ先生です。
今回はわたしが美大生の時に教員採用試験対策として活用していた書籍をご紹介します。
- 先生になるためにはどんな勉強が必要なのかを知りたい
- 身近には教員志望者が少なく、教採に関する情報が欲しい
- 他の人がどんな本で教採対策をしているのかに興味がある
こんな方におすすめの記事です。
ちなみにわたしが実際に受験したのは2011年夏実施の大阪市と私学1校で、ありがたいことに新卒で両方の合格を頂戴することができました。
直接的な試験対策の問題集というよりは教科書のような形で持っていた、いわば教職への理解を深めるため・基礎知識を蓄えるための本です。
これから教員採用試験の受験を考えている方は、ぜひ最後までご覧くださいね。
なお、直接的に教採対策のために購入した問題集については別の記事で詳しくご紹介しています。
「使える」教育心理学 /安齊順子・荷方邦夫/ 北樹出版
教育心理学の基本的事項から学校教育の現場で起きている問題までが、ていねいに解説されています。
わたしのような新卒受験する学生や経験の少ない教師にも分かるような平易な言葉で書かれているところも特徴で、採用試験に合格した後にも、ふとしたときに読みたくなる本でした。
生徒と接する中でなんとなく分かったつもり・感じ取ったつもりになっていることが、この本を読むことで改めて自分の中で言語化されて、知識として蓄積されていったという実感があります。
今回ご紹介する3冊の中で一番おすすめの本です。
実は、わたしが大学時代に
お世話になった先生が
著者なんです。
新しい時代の教育課程 /田中耕治・水原克敏・三石初雄・西岡加名恵 /有斐閣
教育課程(カリキュラム)を多角的に見つめ、問題点や論点とされていることについて書かれた本です。
前半の教育課程の歴史などは専門的な用語も出てきてなかなかに複雑なのですが、後半は教育課程の基本的な考え方や評価のあり方など、直接的に教育課程編成につながる内容が解説されています。
学習指導要領の改訂に合わせて何度か改訂版が出ているようで、現在は第4版が最新です。
わたしが持っているのは2009年の初版改訂版ですが、現在のものには道徳の教科化やアクティブラーニングなどが新たに織り込まれているそうです。
学校をよりよく理解するための教育学 教育の原理 /大田直子・黒崎勲 /学事出版
こちらはシリーズで出ていますが、わたしは1のみ所持しています。
教育の原理ということで、教育の定義や社会的機能、政治や宗教との関わりなどが詳細に取り上げられています。
上の2冊の本に比べるとかっちりしているタイプというか、より専門的な用語が多く出てきます。
現場に立つ先生が実践に向けて読むと言うよりは、じっくりと教育を学問として研究したい人向けなのかもしれません。
おわりに
今回は、わたしが「先生になる前」に活用した本についてご紹介しました。
わたしは正直なところ、文字がぎっしりの本を読むのは……あまり得意ではないのです。
そういう意味ではどの本も比較的堅くない、読みやすいラインナップになっていると思います。
権利の都合上、書籍の中身を載せてのご紹介はできないことが残念でしたが、これから採用試験を受験する方に役立てていただけると嬉しいです。
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