
こんにちは。
元美術教師のうさぎ先生です。
2月にマネーフォワード クラウド確定申告
の有料プランを契約してしばらく経ちました。
実は、解約しても使えるという無料プランが気になっていたんです。
マネフォは解約しても登録済みのデータは削除されませんし、引き続き閲覧することが可能とのことですので、ためしに一度解約してみることにしましたよ。
- マネフォを解約するか迷っている
- マネフォの解約方法を知りたい
- マネフォを解約するとデータがどうなるのか知りたい
- マネフォの無料プランでできることを知りたい
こんな方におすすめの記事です。
写真付きで解説していきますので、ぜひ最後までご覧くださいね。
マネフォの月額プランを解約する方法
解約フォームの使い方
マネーフォワードの月額プランを解約する方法はとても簡単です。
ホーム>ご利用プランの管理>解約
これで解約フォームに進むことができます。

解約フォームはアンケート形式といいますか、サービス継続に至らなかった理由や他に利用することにしたサービスを必須回答する形式になっていましたよ。
マネフォの有料プランは、解約するとその時点で契約終了となります。

ブルーの「解約」を押すと即座に解約になるので、必要な作業を済ませてから押してくださいね。
- 契約期間の残日数があっても無効
- 日割計算による返金なし
- 解約の操作は取り消せない

その日いっぱいは使えるとか
日付が変わるまでは有効とか
そういうことではないんです!
日割りでお金が返ってくるわけではないので、なるべくプラン終了日のギリギリで解約したいですね。
ちなみに月額払いの契約期間は有料プランの登録日から翌月同日の前日までになります。
マネフォには「1ヶ月プラン」「3ヶ月プラン」みたいなものは存在しないので、必要な期間が決まっている場合、自分で忘れずに解約をする必要がありますよ。
解約メールは届かない
「解約のおしらせ」的なメールは届かなかったです。
解約フォームに自由記述の必須項目があるのでうっかり間違えて解約してしまうというケースは少ないようには思いますが、複数人で帳簿を管理している場合には「いつのまに!?」的なことが発生するかもしれませんし、確認メールが届いた方がいいなって思いました。
マネフォの無料プランでできること
「無料プラン」という正式なプランはない
マネフォの有料プランを解約すると、ステータスが「有料プラン未契約」という状態になります。

これが俗にいう「無料プラン」のことで、正式名称ではないんですよね。
でも「有料プラン未契約」と言い続けるのもやはりわかりにくいので、ここからも「無料プラン」という名称で話を進めていきますね。
無料プランにしてもデータは残る
有料プランを「解約」して無料プランになっても、帳簿や事業者番号といったデータは残り続けます。
たとえば、一時的に解約して他の会計ソフトを試してみて、またマネフォに戻ってくることも可能です。
無料プランでできる2つのこと
マネフォの場合、有料プランを解約したからといって何もできなくなるというわけではないのですが、機能利用に関して大幅な制限があります。
無料プランでできることは、ざっくりいうとこの2つだけなんですよね。
- 1会計年度につき50件までの仕訳登録
- 仕訳帳・総勘定元帳・補助元帳・残高試算表・決算書の閲覧とPDF出力
実はこれって「1ヶ月無料トライアル」よりも少ないんです!
公式 有料プラン未契約で利用できる機能を教えてください。 | マネーフォワード クラウドの料金・プラン管理サポート

俗にいう無料プランは、
「1ヶ月無料トライアル」と
同じではないんですね!
これではあまりにもシンプルすぎてわかりにくいので、「できなくなったこと」を例示していきますね。
マネフォの無料プランでできなくなったこと
無料プランだと、51件以上の仕訳は消えるのか
わたしの仕訳帳は、解約した時点で112件の仕訳がありました。
無料プランでは仕訳登録が1年につき50件までしかおこなえないとのことなので、もしかして消える??と不安に思っていたのですが、解約後もちゃんと112件まで記帳されたままになっていましたよ。
でも、113件目を登録しようとすると…

「パーソナルミニ以上のプランへの加入が必要です」という旨のポップアップが出てしまいました。
無料プランだと、自動連携ができない
マネフォの魅力といえば、銀行やクレジットカード、ビジネスサイトとの自動連携ですよね。

無料プランにしたところ、この自動連携もできない状態になっていました…
無料プランだと、クラウドBOXに登録できない
レシートや領収書のデータを帳簿に紐づけられる機能が、電子帳簿保存法にも対応していて便利なのですが…

無料プランにしたところ、過去のデータの閲覧は可能ですが新規登録はできない状態になっていました…
無料プランだと、確定申告書類は閲覧も作成もできない
確定申告の操作画面に行ってみると、申告書がグレーアウトしていました。

無料プランでも仕訳帳・総勘定元帳・補助元帳・残高試算表・決算書の閲覧とPDF出力は可能ですが、確定申告に関する申告書や青色申告決算書は作成できません。

仮に仕訳が50件以内に収まるとしても
確定申告をするときは、有料プランを
契約しておく必要があるわけですね。
もしくは国税庁HPに手入力する…
確定申告前の1ヶ月だけ有料プランに入ればいいの?
無料プランになったとしても登録内容が消えるわけではないので、「確定申告の前だけ月額プランを契約すればいいよね!」と考える人はきっと多いはずです。
これはマネフォのシステム上は可能なのですが、取引は日々記帳することが原則ですので、もしも「1年分の入力を溜めておいて確定申告前の1ヶ月でまとめて一気に仕訳帳を作って申告を済ませるつもり」ということであればそれは正直グレーかな…という気はします。
「1ヶ月だけ契約」に関しては、こちらの記事でやり方や注意点を詳しくご紹介していますよ。
マネフォの解約と退会の違い
「解約」と似た響きですが、「退会」というのはまったく別物です。
万が一「退会」をしてしまうとマネフォへの登録をすべて消してしまうことになり、データの復活ができない状態になってしまいます。

「退会」の作業は、
絶対にマネフォには戻らないとか
廃業するとかっていうときに
おこなう特別な操作なんですね
「退会」は簡単に辿り着いてしまうところにあって…

ホーム>ユーザー設定>退会
うっかり間違えてしまいそうな場所です><
「事業者情報を削除」はサポートメールかチャットからしかおこなえないようになっているそうなので、「退会」も同じでいいような気がしますけれど…
うっかり間違えてしまわないように要注意ですね!
おわりに
今回の記事では「マネフォの有料プランを解約したらどうなるのか?」そして「無料プランはどこまで使えるのか?」を、実際に試してみました。

- 1会計年度につき50件までの仕訳登録
- 仕訳帳・総勘定元帳・補助元帳・残高試算表・決算書の閲覧とPDF出力
無料プランだと仕訳は50件までだし自動連携やレシート登録はできないし確定申告書類の作成・閲覧もできませんので、個人事業主などでしっかりと帳簿を作って確定申告に向けて準備をしていきたい場合は、やはり有料プランへの登録が必要ですね。
マネフォの有料プランの料金表はこちらです。
マネーフォワード パーソナルミニ | マネーフォワード パーソナル | マネーフォワード パーソナルプラス |
---|---|---|
月額払い1,280円 (12ヶ月で15,360円) | 月額払い1,680円 (12ヶ月で20,160円) | 年額払いプランのみ |
年額一括払いなら 10,800円 | 年額一括払いなら 15,360円 | 年額一括払いのみ 35,760円 |
同じランクでも年額払いにすれば大体25%オフぐらいですから、今後も長期的に事業をおこなっていきたいという考えであれば年額払いがいいですね。
無料プランは「1ヶ月無料トライアル」よりもできることが少ないのですが、ある意味ではそれだけ1ヶ月無料トライアルの内容が豪華だっていうことですから、まずは無料トライアルを試してみよう!という話になるのもなるほど頷けます。
これからマネーフォワード クラウド確定申告
を使ってみたいなと思っている方にとって、わたしの経験が少しでも参考になると嬉しいです。
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