こんにちは。
元美術教師のうさぎ先生です。
好き・美しい・楽しい・面白い・便利と思う商品やサービスなどを、ご紹介しているカテゴリーです。
マスキングテープって便利でかわいくて、ついつい買ってしまいますよね。
幼い頃に作っていたシール手帳のようにマステ帳としてまとめたいと思い、100均アイテムで実際に作ってみましたよ。
この記事では、マステ帳の選び方や作り方を具体的にご紹介します。
これからマステ帳を作ってみたいと思っている方やマステ帳を作るメリットを知りたい方、マスキングテープを整理してみたい方は、ぜひ最後までご覧くださいね。
おすすめのマステ帳はどのタイプ?
マステ帳として主に使われているスタイルは、スケッチブック・ノート・カードです。
ノートの場合はさらに製本されているタイプ(いわゆる普通のノート)かルーズリーフタイプ(バインダーファイルに綴じるもの)に分類できて、使い方が大きく変わります。
それぞれの特徴をざっくりと表にまとめるなら、こんな感じになります。
スケッチブック | 製本済みノート | ルーズリーフ | カード | |
---|---|---|---|---|
紙の厚み | ◎ | △ | △ | ◎ |
紙の模様(罫線など) | △ | △ | ◎ | ○ |
ページの入れ替え | △ | △ | ◎ | ◎ |
ページを増やしたい | △ | △ | ◎ | ◎ |
保存できるテープの長さ | ◎ | ○ | ○ | △ |
それぞれのメリット・デメリットを
詳しく見ていきますね♪
スケッチブックのメリット・デメリット
スケッチブックのいいところは、画用紙が使われている点です。
厚みがある紙なのでしっかりしていて傷みにくいし、長期保存に向いていると思います。
サイズ展開も豊富です。
最近はキャラクターとコラボした商品もあって、デザインの選択肢が増えていますよね。
難点としては、ほとんどのスケッチブックはページの入れ替えが出来ない・ページを増やせないというところです。
わたしはテープの絵柄の種類ごとにページを分けたいと考えていたので、ここは大きなデメリットになってしまいました。テープを買い足したときに使いづらそうですよね。
なお、よく似たものにクロッキー帳があります。
こちらはコピー用紙に近い厚みのペラペラの薄い紙なので、スケッチブックとは使用感が異なります。
ノートのメリット・デメリット
製本されたタイプのノートは薄いものも多くてコンパクトに収納可能です。
トラベラーズノートやロルバーンのノートを使うなど、スマートな大人っぽいデザインのものを選ぶのもいいですよね。
ただ、製本されてしまっているのでページの入れ替えが出来ない・ページを増やせないことと、用紙を自由に選べないことが難点です。
そしてノートは基本的に紙が薄いので、何度も触っていると傷んでいくんですよね。
長期保存には不向きだと言えます。
ルーズリーフのメリット・デメリット
ルーズリーフのようなリングファイルに綴じるタイプだと、ページの入れ替えや増減が自由に出来る点が大きなメリットです。
マステ帳を作るにあたって、用紙はマステそのものの絵柄を邪魔しない無地がいいという人と、貼るときの目安として罫線ありがいいという人とに分かれると思いますが、このファイルに綴じるタイプであれば好みの用紙を選べるところも特徴ですね。
少し手間とコストが増えますが、画用紙などのしっかりとした分厚い用紙に自分でパンチ穴を開けるという方法を使えば紙の傷みを防ぐこともできます。
リングバインダーの厚みがある分、どうしてもノートに比べると背表紙の幅を取るものが多いので、スリムな収納をしたい人には不向きです。
名刺カードのメリット・デメリット
名刺サイズの画用紙や単語帳などカードサイズの紙を活用する方法です。
名刺用ファイルに入れたりリングに綴じたりと、保存方法が多様である点がメリットですね。
ページの入れ替え・増減も自在です。
最初はこのカードタイプが一番使いやすそうだなと思ったのですが、カードそのものがコンパクトであるということはマステそのものの絵柄が短くなってしまうところがデメリットになります。
マスキングテープは基本的に連続模様になっていますが、キャラクターもののテープなどは特に一つの絵柄が長めなんですよね。
また、幅広テープの場合はカードに貼りきれない(カードの幅の方が狭い)可能性もあります。
はがせるマステ帳のメリット・デメリット
キングジムのオトナのシールコレクションシリーズから、「マステ帳」として専用品も販売されています。
こちらは紙ではなくPPシートが使われているので、何度も貼ったり剥がしたりしたい人にとっては大きなメリットがあります。友人や家族とテープの交換を頻繁におこなう人にもいいですね。
ただ、ページの入れ替えが出来ない・ページを増やせないことがデメリットです。
28ページで約1,000円というのもちょっと高い…
ページが少ない分、
何冊も買うことになるとしたら
ちょっとコスパ悪いかな…
実際に選んだのは、A5サイズのリングファイルと方眼用紙の組み合わせ
マステ帳選びでわたしが重視したポイント
悩みましたが、わたしが選んだ方法はA5サイズのルーズリーフタイプです。
A5サイズは148mm×210mmでA4コピー用紙の半分、ハガキ2枚分ぐらいの大きさです。
この大きさなら、程よくコンパクトだけどある程度長い絵柄も保存できそうだと思いました。
また、貼る時に目安の線がほしかったので、縦にも横にも罫線がある方眼タイプの用紙を使うことにしました。
100円均一のダイソーで購入しました
無印やセリアにも行ったのですが、わたし訪れた店舗には方眼用紙の取り扱いがありませんでした。
ダイソーでこちらの商品を発見!
A5の20穴リングファイルの方には4つのインデックスが付属していて、絵柄の種類ごとに分けようと思っていたわたしにはちょうど良かったです。
ファイルには元々9mm罫線の用紙が入っていましたがマス目が大きすぎると感じたので、別売りの5mm方眼の用紙に入れ替えて使うことにしました。
この方眼用紙は罫線の色が濃すぎることがなく、程よいグレーです。
その他に準備したもの
今回準備したものはこちらです。
カッターマットは新聞紙などでも代用可能ですが、同じ長さを何度も切るので、最初に決めた目安に合わせてある程度の回数を耐えられるものがおすすめです。
目安を決めておくことで、
いちいち測る必要がなくて
作業しやすいです!
わたしは折り畳んでA4サイズにすることができる、こちらのA3マットを愛用しています。
マステ帳の作り方・手順紹介
大まかな手順はこんな感じです。
①長さを決めて、カッターマットに印をつけておく
絵柄が分かりやすいように、ルーズリーフの長辺に合わせて貼ることにしました。
縦長に貼るってことですね。
A5サイズは148mm×210mmですので、今回は180mm(18cm)に設定しましたよ。
あらかじめカッターマットにスタートとゴールの印を付けておくと楽です。
何度も同じ場所を切るので、マットの同じ場所の溝が深くなっていくのが気になる人は、適宜使う場所を変えてくださいね。
②ページごとに分類を決める
あんまり細かく分類すると逆に整理しづらいと思ったので、まず大カテゴリーとして4つに分けました。
- 幾何学模様
- 植物や食べもの
- その他
- キャラクター
そこからさらに、なんとなく種類が近いものをまとめました。
チェック柄、丸い模様、動物、セーラームーン 、ミッフィー、などなど…
今回わたしは絵柄によって分けることにしましたが、「100均」「mt」などメーカーや購入場所、「赤系」「黄色系」など色相での分類も出来ますね。
テープの幅は様々ですが、1ページに3〜7つぐらい貼れます。
③貼る→切る→剥がして貼る、を繰り返す
カッターマットに貼って、切って、剥がしてルーズリーフに貼って…を繰り返していきます。
ちなみに方眼の透け具合はこんな感じです。
わたしは方眼があったほうが曲がることなく貼りやすくて好みですが、透けが嫌な人は無地の用紙を選んだ方がいいですね。
明らかに一つの絵柄が長い場合だけ少し長めに切りましたが、スタートの位置とテープ同士の隙間を揃えると、多少長さが異なっていても見栄えが悪くならないです。
わたしはスタートの位置を上3マス、テープ同士の隙間を1マスと決めて貼りました。
ページの裏面にもマステを貼れば、ルーズリーフの節約になります。
ただページの順番を変えたい時に不便かも?と思ったので、今回はパッケージに付いていたラベルを貼ることにしました。
メーカーを正確に記録しておこう!というかっちりしたルールにすると続かなさそうですし、すでに新品ではないテープも多かったので、今ある分だけを貼った感じです。
④ページの順番を整える
②で設定した大カテゴリーに合わせて、順番を整えます。
もったいなく思って使っていなかったこともあり、案外キャラクターものが多かったです。
今後分け方を変えるかもしれないので、インデックスラベルに直接記入せず、マスキングテープに書いて貼りました。
⑤マステ帳、完成!
こうして、マステ帳が完成しました!
まだ1つしか貼っていないページもありますが、そのうちまた増えるだろうと思って、無理にまとめることはしませんでした。
こうして整理してみて初めて分かりましたが、現在持っているマスキングテープはなんと79種類もありました…そんなにあったとは!
そもそも、マステ帳ってなんのために作るの?
「マステ帳ってなんのために作るの?」「作ってどうするの?」という人もいらっしゃるかもしれません。
初めて作ってみた感想はこんな感じです。
自分だけのコレクション図鑑が作れる
まずは何より好きな絵柄のものだけがぎゅっと詰まっているので、マステ帳を眺めるだけでも楽しめます。
マステ帳として一冊にまとめておけばパッと見てすぐに絵柄が分かりますので、どのマステを使おうかな?と迷った時に探しやすいと思いました。
マステ帳は決まった形式があるというよりは、自分の作業しやすい・続けやすいスタイルで作ることができるのもいいですよね。
惜しみなく使い切ることができる
残りが少なくなったマスキングテープって、使い切るのが惜しいと思ってしまって中途半端なまま残しているものが多かったんです。
これからは「マステ帳に保存してあるし!」ということで、しっかり使い切っていけそうだと思いました。
せっかくのテープなので使わないともったいないですし、使い切ることは結果的にテープそのものを整理することにつながりますよね。
間違えて同じテープを買ってしまうことを防げる
マステ帳に保存しておけば自分で持っているテープが分かりやすくなるので、重複購入を防ぐことができます。
それに、職場の人や家族とマステの貸し借りをおこなう環境がある場合は「あれ?このテープって自分で持ってるんだっけ?借りただけ?」と混乱してしまう可能性があります。そんなときにも確認がしやすいですね。
旅行や出来事など、思い出の記録になる
旅行先や美術館のミュージアムショップで購入したテープを保存しておけば、思い出アルバムのような存在にもなります。
わたしは教師時代に美術部の生徒と一緒に合宿引率で倉敷に行ったのですが、「mt」シリーズでおなじみのカモ井テープさんのマスキングテープの専門店があったんですよね。
生徒たちとわいわい楽しみながら購入したことが、マスキングテープを見るだけで思い出されます♪
おわりに
今回は、つい増えてしまいがちなマスキングテープの整理方法ということでマステ帳を作成しました。
実際に作るまでは、スケッチブックにしようかノートにしようか…面倒臭いかな…など考えてしまって、正直腰が重かったんですよね><
でも一度作っておけばすぐに中身を追加できますし、見ているだけでも楽しいので、思い切って作ってみてよかった!と思いました。
これからマスキングテープを整理してみたい・マステ帳を作ってみたいと思っている方にとって、この記事が少しでも参考になったら嬉しいです♪
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