こんにちは。
元美術教師のうさぎ先生です。
- 教員朝礼やホームルームの話題を探してる
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こんな方におすすめの記事です。
ニュースの内容と独自の考察を、読みやすい長さにまとめています。
ぜひ最後までご覧くださいね。
今回は「楽器を寄付するふるさと納税」に関する話題を紹介します。
話題は「楽器を寄付するふるさと納税」
吹奏楽部の楽器をふるさと納税で 大分|大分朝日放送
吹奏楽部やオーケストラ部、ギター部にマーチングバンド部など…
楽器を扱う部活動の慢性的な悩みである「楽器不足」を解決することができる、画期的なふるさと納税が話題になっています。
このニュースを見た当初は「ふるさと納税で楽器?返礼品が楽器ってこと?」と勘違いしてしまったのですが、家に眠っている楽器を手放す時に捨ててしまったりリサイクルショップに売ったりするのではなく学校に寄付しませんか?という話なのですね。
自分が持っている楽器を、ふるさと納税の仕組みを生かして学校に寄付するということです。
「楽器寄附ふるさと納税」ってどんな仕組み?
今回ニュースになっている大分県豊後大野市が参加しているのは、ふるさと納税の仕組みを活用して自治体を通じて学校などに自身の楽器を寄付することができる「楽器寄附ふるさと納税」です。
もともとは三重県いなべ市がスタートさせた仕組みだそうで、共感・賛同した他の自治体も2019年4月より参加しているそうです。
手放す楽器の査定額がそのまま寄付金扱いになるので、通常のふるさと納税と同じように税金の寄付控除を受けることができるんですね。
そして楽器は学校等団体に送られ、新たな形で生かされるというわけです。
「楽器寄附ふるさと納税」にはフルートやトランペットなどの管楽器、そしてギターにキーボードにシンバルに…と、さまざまな楽器に対して「こんな楽器を必要としています!」という学校からの「寄附きぼう楽器」が熱いメッセージとともに書かれていますよ。
通常のふるさと納税と違って返礼品はありませんが、寄付が完了すると自治体からの感謝状が贈られ、自治体や団体によっては寄付贈呈式や音楽イベント開催の折に寄付者を招待する場合もあるそうです。
楽器を捨てるには惜しいけれど自分はもう使わないという人や音楽を始めたい子どもたちを応援したい人にとって、楽器を新たな奏者に繋ぐことができるとても前向きで素敵な取り組みですね!
まとめ
今回は「楽器を寄付するふるさと納税」に関する話題を、さくっと紹介しました。まとめるとこんな感じです。
ふるさと納税といえば豪華すぎる返礼品が度々話題になりますが、この「楽器寄附ふるさと納税」はとても健全で、まさしくふるさと納税の本来の趣旨に沿った素晴らしい取り組みだと思いました。
個人ではなく学校への寄付なので
長く使ってもらえそうだし…
顔が見える相手に譲れるっていうのも
この制度の大きなメリットですね♪
そういえば以前、学校の先生が勝手に音楽室の備品をメルカリで売って懲戒免職になるという、真逆とも言えるとんでもないニュースがありましたね…
この仕組みを使って、楽器を必要とする人と手放したい人がうまくマッチングされるといいですね。
公式楽器寄附ふるさと納税|楽器を寄附する新しいスタイルのふるさと納税
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