こんにちは。
元美術教師のうさぎ先生です。
今回の記事は「生徒からのバレンタインチョコ」がテーマです。
- 生徒からのチョコ、受け取るべき?
- ホワイトデーにお返しをするべき?
- 手作りのチョコってどう思う?
- 女子校ならではの特徴ってある?
先生として初めてのバレンタインを迎える方や、こんな疑問がある方におすすめの内容になっています。
わたし自身は母校も勤務校も女子校でしたので、女子生徒から先生へのチョコレートという視点で自分自身の経験談や他の先生方の対応を書いていきますね。
みんながみんな…ではないけど、
女子校は特にバレンタインを楽しむ
独特の雰囲気があると思います!
生徒からのチョコ、先生は受け取る?
校則でOKなら受け取る
母校でも勤務校でも、先生にバレンタインチョコを渡す生徒の姿は多く見かける光景でした。
母校でも勤務校でも普段はお菓子の持ち込み禁止という校則でしたが、母校ではバレンタインシーズンは暗黙の了解、勤務校ではバレンタイン当日のみ持ち込みOKになっていました。
学校によってはバレンタインでも
チョコの持ち込み禁止という
校則の場合もあるみたいですので、
そういう場合は先生の立場上
受け取れないと思います
女子校では男性教員だけでなく女性教員に渡す姿も多く、ありがたいことにわたしも毎年いくつか頂戴する機会がありましたよ。
既婚の先生かどうかなども関係なく、まさに日頃の感謝を伝える機会という意味合いが強かったように思います。年度末も近い時期ですからね。
ちなみにわたし自身は、先生に
チョコをあげたことはありません。
時代の変化なのか校風なのか、
母校よりも勤務校の方が
にぎやかなバレンタインでしたね…!
本命チョコは受け取るべき?
中にはガチ恋なチョコというか、本当にその先生のことが好きで…という本命チョコの生徒もいます。
若い男性の先生ほどチョコに戸惑っていた記憶がありますが、とはいえ特定の誰かからのチョコだけ受け取らないのも不自然なので、基本的にはすべて受け取る先生がほとんどだと思います。
もし本気で告白されてしまったら、「△△さんの特別な気持ちには答えられないけど、用意してくれたことは嬉しいよ。ありがとう」などの言葉を添えるといいかもしれませんね。
ただ、これは女子校ならではかもしれませんが…
「若い男性の先生の戸惑う様子を見たくてちょっと豪華めなチョコを渡す」という、少々悪質なケースも見たことがあります。
これから初めて先生としてバレンタインを迎える方は、受け取る時にあまりドギマギしすぎないようにしてくださいね;;
おちょくるというか…
本命と勘違いさせるというか…
周りに男子生徒がいないので、
からかう相手がどうしても
先生になるみたいですね…
先生から生徒に、チョコのお返しはしていた?
お返ししない先生の方が多い
勤務校では、お返しについては推奨しないけど先生方に委ねますという方針でした。
ホワイトデーは年度末で成績処理や卒業式関連などバタバタしている時期でもあるので、お返ししない先生の方が多かったと思います。
わたし自身もホワイトデーでのお返しの準備はしていませんでした。
中には自分の名前を書かずに職員室の机に置いておく・通りすがりの先生みんなに配るという生徒もいたので、全員へのお返しっていうのはなかなか難しいなと感じたんですよね;;
お返しの代わりと言ってはなんですが、うさぎの塗り絵を作って印刷したものを渡したことはあります。
←このうさぎ、
生徒にもおなじみの
キャラだったんですよね
返すなら、バレンタイン当日がおすすめ
お返しするタイプの先生の中で印象的だったのは、ホワイトデーではなくバレンタインデー当日に、チロルチョコやブラックサンダーなど個包装のチョコを持ってきてその場でお返ししている先生です。
忙しい時期のホワイトデーまで引っ張らずに、その場で完結するのがいいですよね。
お返しがあるよ!と噂になるので
その先生は毎年たくさんチョコを
もらっていました
中には一人一人にしっかりお返しする先生も…
これは勤務校ではなく母校の話ですが、もらった生徒の名前をしっかりメモして、その子の好きな物や部活動に関連するお返しの品を一人一人に合わせて購入して、ホワイトデーにお返ししている先生がいらっしゃいました。
美術部の子には絵の具セット、みたいな感じですね。
いわゆる独身貴族の男性教員で、生徒からの人気も高かったのですが…
正直、わたしは引いてしまいました笑
生徒と教師の関係性を越えてるよね?
と、中高生ながらに思っちゃって…
傍目に見ていて嫌でしたね…
食品を返す場合、アレルギーに注意
なんらかの形で生徒に食品を渡す場合、くれぐれも食物アレルギーには気をつけてください。
中高生であればある程度本人も気をつけているとは思いますが、原材料名やアレルギー物質の特定原材料についての記載が個包装にあるものや容易に検索して判断出来るものを選ぶといいですね。
渡す時に「アレルギーない?」と生徒に直接確認するのもいいと思います。
実は生徒同士のチョコ交換でも、
これはとても怖かった部分…
先生はどんなチョコが嬉しいの?手作りは困る?
もしかしたら先生が喜ぶチョコが気になる生徒の方も、この記事を見ていらっしゃるかもしれません。
賞味期限の長いものが助かる
大前提としてはもちろん気持ちがこもっていれば何でも嬉しいんですけど…
ありがたいことに一度に大量のチョコをもらうことになるので、賞味期限の長い市販品が嬉しいというのが全先生共通の意見だと思います。
準備する生徒側からすれば市販品は味気なく感じてしまうかもしれませんが、手作りはどうしても日持ちがしないんですよね><
非常勤の先生に渡す場合は特に、手作りを避けた方がいい
特に、週に数回しか来ない非常勤講師の先生にあげる場合は要注意です。
バレンタイン明け数日後に出勤して、机上のチョコレートを見て「これもうダメですかね…」と悲しそうにしている姿も何度も見ています。
暖房の効いた職員室で、
溶けちゃうっていうのも
あるんですよね…
チョコ以外がいいかも…
一番嬉しいのは、手紙!
実際にもらったものを振り返ると…
一番嬉しかったのは生徒からのお手紙です。
年度末が近いということもあって、クラス担任やクラブ顧問として長く関わってきた生徒からの感謝の手紙が添えられていたことも多かったんですよね。
「あの時の先生の言葉に励まされました」
「来年も先生のクラスがいいです」
教師冥利に尽きるというか、本当に感激しますよ…!
無理にチョコやお菓子を
用意しなくても、
いいと思います!!
おわりに
今回は「生徒からのバレンタインチョコ」をテーマに、女子生徒から先生へのチョコレートという視点で自分自身の経験談や他の先生方の対応をご紹介しました。
先生にチョコを渡す文化が定着しているのって女子校ならではなところもあるので、教員経験者であっても、初めて女子校に勤務することになった先生はかなり戸惑うのではないでしょうか。
中には「お返しとか本命とかややこしいし友達同士のトラブルにもなるから、チョコは全面禁止にしてほしい」という先生もいらっしゃいましたよ;;
学校によって文化が異なるとは思うので、周りの先生に「この学校のバレンタインってどんな感じですかね…」と事前に聞いておくのもおすすめです。
もちろん生徒同士の交換も
とても多かったです。
かわいいチョコを見るだけで
楽しい気持ちになりますが、
トラブルには要注意ですね…
これから初めて先生としてバレンタインを迎える方や、先生にチョコをあげたいと考えている生徒の方にとって、わたしの経験が少しでも参考になると嬉しいです。
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