こんにちは。
元美術教師のうさぎ先生です。
- 教員朝礼やホームルームの話題を探してる
- 最近の学校教育にまつわる話を知りたい
- 美術の教材作りのきっかけが欲しい
- 教員採用試験対策でニュースを遡りたい
こんな方におすすめの記事です。
ニュースの内容と独自の考察を、読みやすい長さにまとめています。
ぜひ最後までご覧くださいね。
今回は「教師が生徒とのLINEで誤爆」に関する話題を紹介します。
話題は「教師が生徒とのLINEで誤爆」
部活顧問が部員にわいせつ動画送信 LINEグループで 体調不良訴える生徒も 兵庫の県立高校|神戸新聞
男性教諭は「自身に届いた不審な動画について知人に相談するつもりが、誤って生徒らと繋がるLINEグループに送ってしまった」という旨の説明をしているそうです。
いわゆるうっかり誤爆ということになるとは思うのですが、生徒の感想を見るに、相当刺激的な内容であったことがうかがえますね…。
わいせつ動画を送ってしまったのは部活動のLINEグループ宛だったとのことですが、友人宛と間違えて送るというぐらいですから、男性教諭の個人アカウントで生徒たちと繋がっていたのだと読み取れます。
LINEはパパッと送信できて便利な反面、確認不足による誤送信が起こりやすいとも言われていますね。
わたしはこのニュースを目にした時に、(メールにしてもLINEにしても)先生が個人のアカウントで生徒と繋がるということ自体に疑問と違和感を持ちました。
LINEはGmailやTwitterと違って複数アカウントの作成が難しいとは聞きますが、それなら別のサービスを使えばいいわけだし…。
個人のアカウントで生徒と繋がるの、わいせつ教員対策としてどうなの?
コロナ禍もあり、従来のように生徒と教師が直接触れ合う・相談することが出来る時間は減っているのだと思います。
オンラインによる授業が増加し、クラスや部活動ごとにLINEのグループを作成するということ自体は、もはや学校現場において珍しいことではないのかもしれません。
しかし、そのLINEはあくまでも仕事用であるはずです。
教員によるわいせつ問題などが強く問題視される昨今に、仮に学校側が各先生の仕事用アカウントを用意せずにクラスや部活動ごとのグループLINE作成を推奨していたとしたら、先生と生徒が個人同士で繋がることを黙認というように見えてならないのです。
(言うまでもなく、わいせつ目的の先生はごく一部ではあるのですが…)
もしくは学校側が知らない間に、
先生が勝手に繋がりを作ってしまった
というケースもありそうですが…
教員の多忙化…先生は、放課後も帰宅後も「先生」なの?
また、別の視点としては先生は帰宅後も休日も先生なのか?という疑問もあります。
メールやLINEの使用頻度については状況により千差万別だと考えますが、教員の多忙化・過重労働が叫ばれる中で、個人のアカウントに生徒たちから連絡や相談が入り続け得る状態というのはいかがなものでしょうか。
わたしが教員だった2年前はコロナ前でしたし、先生と生徒がネットを介して繋がる状態はまだまだ珍しいものでした。
もし自身が個人のアカウントで生徒と繋がっていたら…と想像すると、部活動の遠征時や災害時などの対応はスムーズになる反面、生徒のことを気にし過ぎて放課後も休日も気が休まらなかったことでしょう。
それでも、生徒や保護者にとっては安心材料になるかもと思うと、積極的に連絡や相談に対応してしまっていただろうと思います。
こうして、先生たちの残業は減らない…
まとめ
今回は「教師が生徒とのLINEで誤爆」に関する話題を、さくっと紹介しました。まとめるとこんな感じです。
ちなみにLINE公式では「休校時に役立つLINEの使い方」として、個人のLINEアカウントを知られずに複数人とやりとりをする例が紹介されています。
公式休校時に役立つLINEの使い方|LINEみんなの使い方ガイド
誰とでも気軽に繋がれる時代だからこそ、繋がり方について考えていきたいですね。
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