こんにちは。
元美術教師のうさぎ先生です。
- 教員朝礼やホームルームの話題を探してる
- 最近の学校教育にまつわる話を知りたい
- 美術の教材作りのきっかけが欲しい
- 教員採用試験対策でニュースを遡りたい
こんな方におすすめの記事です。
ニュースの内容と独自の考察を、読みやすい長さにまとめています。
ぜひ最後までご覧くださいね。
今回は「持ち手マークがあるシスコーン」に関する話題を紹介します。
話題は「持ち手マークがあるシスコーン」
左利きの子も出しやすい。シスコーンの配慮がすごかった
コーンフレークの「シスコーン」が、子どもに優しいデザインだと話題になっています。
パッケージに「そそぎやすい持ち手マーク」が印刷されていて、説明の通りに袋を持つと、右利きの人は袋を左に傾けて、左利きの人は右に傾けてスムーズにフレークを注ぐことができるという工夫です。
子どもが1人でも朝食を用意しやすい状況を作ることで成功体験に繋げたいという企業の姿勢が素敵だなと思いましたし、右利きだけが前提になっていないというところもポイントですね。
美術の授業をしているとハサミを使用する場面も多くて、わたしは左利き用のハサミを美術室に設置していました。
「小学校の図工室には右利き用のハサミしかなかったから嬉しい」という声が案外多く、左利きの子にとっては結構なストレスだったらしいんですよね。
シスコーンにおいても右利き・左利きの両方のパターンを掲載して中身がこぼれにくい持ち方に誘導している点、そして文字が読めない年齢でもイラストだけで理解しやすい点が、ユニバーサルデザインであると言えます。
ニュースを見て、思わず
購入してしまいました♪
美術の授業でユニバーサルデザインの例示に使える
ユニバーサルデザインといえば文房具や食器、シャンプーボトルのギザギザなどのいわば生活必需品が例示されることが多いです。
以前取り上げた「一体オセロ」というおもちゃもそうでしたが、生活必需品ではないジャンルであっても誰でも使えるものを目指すことができる・目指していいと伝えることができる好例だと思いました。
なお「ユニバーサルデザイン」については、中2・中3の美術の教科書で扱われています。
中学校学習指導要領(平成29年告示)美術
https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2019/03/18/1387018_007.pdf
第2節 第2学年及び第3学年の目標と内容
A表現(1)
イ 伝える,使うなどの目的や機能を考え,デザインや工芸などに表現する 活動を通して,発想や構想に関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
まとめ
今回は「持ち手マークがあるシスコーン」に関する話題を、さくっと紹介しました。まとめるとこんな感じです。
かつてNHK教育に『ひとりでできるもん!』という番組がありましたが、成功体験は子ども本人だけでなく、保護者にとっても成長を感じられる大切な機会なんですね♪
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