
こんにちは。
元美術教師のうさぎせんせいです。
美術室に置く資料用書籍として、うさぎせんせいは8年間でいろいろな本を買いました。
このカテゴリーでは、授業や部活で実際に「生徒が熱心に見ていた」「分かりやすいと喜んでいた」「説明の補助として、教師の役に立った」と思った本を紹介しています。
権利の都合上中身は載せられないのが残念ですが、生徒用資料の一例として、現役の先生やこれから先生を目指す人に役立ててもらえると嬉しいです♪
今回は《ねこ》にまつわる本
前回の犬と同様、猫も例に漏れず・・・「自分自身が飼っている」という理由で、作品のテーマに設定する生徒も多くいました。
体の柔らかさというか、犬に比べると大胆で独特なポーズが多い気がします。
その分他の動物に比べて、体の仕組みについて悩む生徒が多かったです。
『ねこ』岩合光昭 /クレヴィス
前回の『いぬ』と同時に購入しました。
岩合さんといえばやはり猫の写真が有名で、猫の本だけで何冊も出ています。Amazonの関連書籍欄は、ご覧の通りです。

猫だらけ!
しかしあんまり猫ばっかり増やすわけにもいかないので・・・この『ねこ』だけにしていました。
記事作成時現在は『いぬ』はもう小さいサイズしか取り扱いがないようですが、『ねこ』はまだ大きい方もあるみたいです。(大きいと言っても、B5程度ですが)
『ねこを描く』リカ&ピズ /マール社
耳や口などパーツごとの表現、画材別(鉛筆・色鉛筆・ペン・アクリル絵の具)の表現が載っていて、単なるテクニックの習得というよりは、「猫の魅力を表現したい!」感が伝わってきます。
筆者さんは猫が大好きなんだろうなぁ!と感じる一冊で、キャッチフレーズとして“肉球からしっぽの先まで愛をこめて”と書かれているのも納得です。
おわりに・美術の先生としての指導上の留意点
著作権に関する指導も重要です。本に載っている写真や絵を自分の作品としてそのまま描いてしまわないように・・・という指導を欠かさないように気をつけていました。
ポーズや情景をそのまま描くのではなく、あくまでもこのポーズや情景はヒントであること、《自分の中から主題を生み出すこと》の大切さと尊さを伝えていました。
「先輩はこの本を参考に、こんな絵を描いていたよ」と過去の生徒作品を照らし合わせて説明すると、《自分の中から主題を生み出すこと》が大変だけど素晴らしいということに納得してもらいやすかったです。先輩たちに感謝ですね♪
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