
こんにちは。
元美術教師のうさぎ先生です。
- 美術室にどんな本を置けばいいのか分からない
- 授業や部活で役立つ、生徒用資料になる本を知りたい
- 生徒へ説明するときに、教師の補助として役立つ本を知りたい
こんな方におすすめの記事です。
権利の都合上中身は載せられないのが残念ですが、生徒用資料の一例として、現役の先生やこれから先生を目指す人に役立ててもらえると嬉しいです♪
今回は《とり》にまつわる本
以前の小動物の記事にもあひるなどが少し入っていますが、この記事では鳥類だけが載っている本をご紹介していきますね。
犬や猫は「自分自身が飼っている」という理由で作品のテーマに設定する生徒が多かったですが、鳥の場合は小動物と同じく「飼ってみたい」、「飼えないけど、イラストとして好き」という理由で選ばれていた印象です。
あとは意外と、翼が生えた女の子が描きたい・・・なんてときにも役立ちます♪
『鳥の形態図鑑』 赤勘兵衛 /偕成社
羽の並び方とか脚のつき方とか、正直説明するのもなかなか難しいんですよね・・・。
この本は翼や尾、くちばしの形態が細密に描かれた図鑑で、いわゆる描き方系の本の前にまずこの本を見せていました。著者の赤さんはイラストレーターとのことですが、この洞察力と知識量は・・・生物学者レベルなのでは・・・!?
『鳥の描き方マスターブック』ジョン・ミューア・ローズ /マール社
上の『鳥の形態図鑑』の後に見せるのが、この描き方の本です。著者のジョン・ミューア・ローズさんは
博物学者で教育者で、その上さらにアーティストなんだとか!
名前の通り鳥の描き方に特化した本で、特徴の捉え方のコツがたくさん載っています。
『鳥の正面顔』♪鳥くん /玄光社
著者名が♪鳥くんさんです♪
正面顔だけを集めた本って・・・なかなかないですよね・・・!ぱっと尋ねられても結構困るもので、助かってました(> x <)
♪鳥くんさんのHPがありました。さかなクンさん的な帽子を被っていらっしゃいます・・・♪
おわりに・美術の先生としての指導上の留意点
著作権に関する指導も重要です。本に載っている写真や絵を自分の作品としてそのまま描いてしまわないように・・・という指導を欠かさないように気をつけていました。
ポーズや情景をそのまま描くのではなく、あくまでもこのポーズや情景はヒントであること、《自分の中から主題を生み出すこと》の大切さと尊さを伝えていました。
「先輩はこの本を参考に、こんな絵を描いていたよ」と過去の生徒作品を照らし合わせて説明すると、《自分の中から主題を生み出すこと》が大変だけど素晴らしいということに納得してもらいやすかったです。先輩たちに感謝ですね♪
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